2020年10月11日

【活躍約34年】相模鉄道かしわ台車両センターで『新7000系引退記念イベント』開催へ

2020年10月1日、相模鉄道が20000系の追加増備に伴い1986年から営業運転に投入された7000系の新タイプ(現存するタイプ)である『新7000系』が営業運転を終了することから、11月7日と8日にかしわ台車両センターで『ありがとう新7000系引退イベント in かしわ台車両センター』を実施することが発表されました。

▲現存する7000系は中間に元先頭車を含む7751Fと貫通編成の7754Fの2編成(20両)のみである。イベント当日は座席にメッセージを書き込むことができる。

就役約34年となる7000系は12000系および20000系の新製投入で置き換えが進み、残るは7751Fと7754Fの2編成のみとなっていました。今回開催のイベントをもって黄色のモヤ700を除き7000系は引退することとなります。あの日立製作所製のGTO素子VVVFインバータも聞き納めとなりそうです。今回のイベントは完全事前応募制で7000系車両撮影会、座席への寄せ書き、運転台の見学などをまとめた約45分のツアー形式で行われ、イベント参加人数は新型コロナウィルスの影響を考慮して2日間で270人(7日は午後のみの90人、8日は午前の部と午後の部で90人ずつ、細かい時間帯で各10人ずつ)となります。これまでに就役予定車両や引退予定車両の撮影といったイベントは相模大塚(SO-15)の構内留置線で行われてきましたが(旧タイプで最後の7000系7710Fの引退イベントも相模大塚で行われた)、東日本旅客鉄道埼京線との相互直通運転開始により、土曜休日ダイヤでは基本的に10000系8両固定編成1本とE233系7000番台2本が留置される関係でイベントのスペースが確保できない可能性が高いことや新型コロナウィルスの影響でイベント参加人数を合計270人に制限することから、相模大塚の構内留置線ではなくかしわ台車両センターでの開催になったものと思われます。