2020年10月24日

【埼京線内代走運用想定?】相模鉄道12000系12104Fが東日本旅客鉄道川越車両センターに貸し出された理由

2020年10月19日に相模鉄道かしわ台車両センター所属の12000系12104Fが新横浜線経由で東日本旅客鉄道川越車両センターへ自走回送され、埼京線新宿(JA-11)以北には約8ヶ月ぶりに入線したようです。川越車両センターに貸し出されたものと思われます。
▲東日本旅客鉄道埼京線直通列車に使用される12000系12104Fが埼京線新宿以北へ足を踏み入れた。12000系がダイヤ乱れなどの際に埼京線新宿以北でも運用されたことがあるが、それとは別の目的があるようだろうか。

これは2019年3月に新設された埼京線板橋(JA-13)に隣接する留置線に入るための確認試験のために貸し出されたものと思われます。2019年11月の直通運転開始以降は12000系は現時点で新宿以北に直通しませんが(基本的にE233系7000番台での運用となる)、E233系7000番台の埼京線中心の運用に板橋での留置線に入る運用が設定されているために、今後も12000系が代走で新宿以北で運用されることも考慮してその試験を行った可能性が十分に考えられます。同系列の留置中にE233系7000番台だけではなく東京臨海高速鉄道70-000形とも並び(ただし新宿以南ではすれ違うことがあり、並ぶ光景は見られなくはない)、埼京線を走る3系列が並ぶなど珍しい光景となりました。12000系の運用は直通列車だけでなく自社の横浜(SO-01)発着の運用もあるために確率はかなり低いですが同系列の新宿以北での定期運用が実現すると面白そうですね。