2020年7月1日

【新たな顔に】東海旅客鉄道新幹線の『N700S』が営業運転を開始

2020年7月1日より、東海旅客鉄道N700系0番台として製造され約13年ぶりのフルモデルチェンジ車両である『N700S』が営業運転を開始しました。最初の下り列車である1A列車(博1052←東0600)にはトップナンバーの幹トウJ1編成が充当されました。
▲2代目のN700系0番台である『N700S』が営業運転に投入された。車内の案内表示器はフルカラーのLED式から液晶画面式となっているほか、車内防犯カメラが追加設置されている。また停電時などに自力走行できる非常用バッテリーを搭載する。

▲2007年に登場したN700系(写真は改造後の2000番台)。初代0番台から2000番台への改造を経て現在に至るが、今後は2代目0番台の『N700S』に置き換えられていく。

なお9000番台となっているJ0編成のみは試験車両のため、基本的に営業運転には投入されません。なお純粋なN700系0番台(初代・Aタイプ改造前)時代の試験車両であったX0編成(元Z0編成)はすでに廃車となっています。このためJ0編成もX0編成と同様に役目を終えると廃車になることが予想されます。『N700S』が従来のN700系(2000番台)を置き換えていくものとみられます。こうなると将来的にN700系は2代目0番台の『N700S』と1000番台の『N700A』(新製当初からのAタイプ)になる可能性が出てきました。

※おことわり※
当ブログでは2007年以降に登場し、2000番台化改造されるまでのN700系Z編成(Z0編成を除く)を初代0番台、フルモデルチェンジ車両の『N700S』となるN700系J編成(J0編成を除く)を2代目0番台として区別させていただきます。