2020年7月24日

【帯色変更も兼ねて】小田急電鉄3000形3275F、“小田急TV”対応化工事に入る

2020年7月23日、小田急電鉄大野総合車両所に入場している3000形3275F(日本車両製造6次車)ですが、同編成が就役当初から巻いていたロイヤルブルー帯が撤去されているようです。この編成は3276F(日本車両製造7次車)に続いてインペリアルブルー帯に変更されるものとみられます。
▲3000形6両固定編成の4次車以降で唯一の“小田急TV”未対応編成だった3275F(日本車両製造6次車)。インペリアルブルー帯への変更を兼ねて、車内上部のLCD式旅客案内表示器を17インチワイドの2画面(“小田急TV”対応)に変更するようだ。

この編成は3000形4次車以降では数少ない車内LCD式旅客案内表示器が15インチの1画面のまま(“小田急TV”未対応)の編成でしたので、帯の変更を兼ねて車内LCD式旅客案内表示器を17インチワイドの2画面(“小田急TV”対応)に変更するものとみられます。これで6両固定編成の“小田急TV”未対応編成(1次車・2次車・3次車すべてを除く)は今回の3275Fの入場をもって消滅することになりそうです。しかしながら同形式の全体で見ると8両固定編成の3654F(旧東急車輛製造4次車)と10両固定編成の3091F~3095F(6両固定編成からの改造)の6編成(合計58両)が相変わらず“小田急TV”未対応で残っていますね。入場中の3275Fが復帰するまでは、“小田急TV”未対応となっている3654F・3091F・3092F・3093F・3094F・3095Fの動向が注目されることになりそうです。

【3000形の“小田急TV”対応化編成  ※2020年7月23日現在】
《4次車(旧東急車輛製造)》
6両固定編成…3267F・3268F
8両固定編成…3655F・3656F・3657F
《5次車(川崎重工業)》
6両固定編成…3269F・3270F・3271F・3272F
8両固定編成…3658F
10両固定編成…3087F(元3659F)
《6次車(日本車両製造)》
6両固定編成…3273F・3274F
10両固定編成…3083F(元3663F)3084F(元3662F)3085F(元3661F)3086F(元3660F)
《7次車(日本車両製造)》
6両固定編成…3276F・3277F
10両固定編成…3081F(元3665F)3082F(元3664F)
青色…インペリアルブルー帯の編成
※3000形で最初の施工は6両固定編成の3267F。8両固定編成では元3663F(3083F)。
※3083F~3087Fについては改造種車の製造時期や製造場所を考慮して分類済み