2020年7月14日

【土曜休日限定】京浜急行電鉄2100形の有料座席指定サービス『ウィング・シート』再開へ

2020年7月13日、京浜急行電鉄が同年4月11日から新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言を受けてサービスを中止していた、2100形の浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)寄りから2両目に設定されている有料座席指定サービスの『ウィング・シート』を7月18日から再開すると発表しました。
▲写真の2100形(全10編成)の手前から2両目に有料座席指定サービスのウィング・シートが設定されている。2018年秋の『ホリデー・ウィング号』の運転とともに設定された下り2本の快特列車のウィング・シートが好評だったために、土曜休日の上下の一部快特列車にウィング・シートのサービスが拡充されたほか、上下列車とも乗降口が1箇所に限定されている。また今までなかった車内での現金払いにより指定券の購入ができるようになる。

この『ウィング・シート』サービスは三浦半島方面へのお出かけや都心方面への買い物にゆったり着席して移動できるようにするため、2018年の秋の3連休にのみ設定された有料座席指定の臨時列車『ホリデー・ウィング号』とともに下り2本の快特列車(この列車には2100形を下り方、新1000形など他形式を上り方に連結した12両編成)の下り方から2両目に設定されたのが始まりで、これが好評だったために現在では土曜休日の日中時間帯の2100形の充当による上下の快特列車で下り方から2両目に設定されています。しかし新型コロナウィルスの感染拡大で緊急事態宣言が日本政府より発令され、2020年4月11日からサービスを停止していました。今回の再開にあたり、今までは“KQuick”(クレジット決済)のみ座席指定券(300円)が購入できるようになっていましたが、ウィング・シート車内にて現金のみでも購入ができるようになります(ただしKQuickで購入するよりも200円高い500円です)。いざというときに快特列車で着席してでも移動したい、というときに便利ですね。ただしKQuickの方が現金よりも安く済むほか、ICカードでは購入ができませんので十分にご注意を。現金で支払う場合は100円玉5枚または500円玉1枚または1000円札1枚を準備しておくとよいでしょう。