2020年7月5日

【先頭が制御車】京成電鉄3600形8両固定編成が営業運転を終了

※おことわり※
京成電鉄のカテゴリーでは舞浜ディズニーリゾートライン(特に新型車両“Type C”関連)の話題をかなり取り上げたため、久しぶりに純粋な京成電鉄の話題を取り上げようと思います。


2020年7月1日、京成電鉄3600形8両固定編成で残っていた3658編成、2日に8両固定編成で残っていた3688編成の営業運転が終了しました。両編成とも廃車解体処分となる可能性があります。
▲東京都交通局浅草線に乗り入れる車両としては珍しく先頭車が電動車ではなく制御車であること(3668編成を除く)と8両固定編成のために運用上の制約があった京成電鉄3600形が運用を終えた。8両固定編成の3000形の追加増備と成田スカイアクセス線系統に3100形を新製投入して元々の3000形7次車(元スカイアクセス線向けだった50番台)の帯を変更のうえで転用し3600形を置き換えた。
▲最後まで8両固定編成で残っていた3658編成(写真)と3688編成。

京成電鉄の車両では東京都交通局浅草線に乗り入れる車両として珍しく制御車が電動車でなく制御車であったことや8両固定編成であったことから運用の制約が大きく、どちらかというと京成本線側での特急運用や快速特急運用などが多かったですね。ただし3668編成は4両編成となっているために3500形4両編成に混ざる形で金町線での運用もあります。今回の8両固定編成2本がいずれも廃車除籍処分となると、同形式は3668編成のみとなります。制御装置がVVVFインバータ制御ということもありますが、全車電動車のため新型車両搬入の時の牽引車両としても用いられます(京浜急行電鉄へも入線が可能である)が、ここ最近は総合車両製作所横浜事業所から出場した3000形偶数編成や3100形偶数編成(最近では3154編成が登場)の出場の際にはほとんどが自走回送となるため、いずれは牽引車としての役割もお役御免ということになってしまいそうな気がしますが…。