2020年7月16日、総合車両製作所新津事業所より東日本旅客鉄道内房線・外房線・鹿島線向けの新型車両であるE131系2両2編成が登場し、信越本線新津~羽生田間で試運転を実施しました。このあと幕張車両センターへ向けて配給輸送されることが予想されます。
▲現行の房総エリアで運用されている209系。今回の新型車両E131系はワンマン運転区間の対象となりうる内房線木更津以南、外房線上総一ノ宮以南、鹿島線に投入される。この系列は2編成での併結運転(4両での営業運転)を基本とするため、号車番号のステッカーは貼付されていない。
今回登場したE131系は車体側面下部に『千マリ』の表記があることから現行車両の209系2000・2100番台や“B・B・BASE”の同系列2200番台千マリJ1編成(クハ209-2202以下6両)と同じく幕張車両センターに全12編成が配置される予定です。編成はクモハE131-1+クハE130-1から成る千マリR01編成とクモハE131-2+クハE130-2から成る千マリR02編成の4両であり、この系列は千マリR12編成までの12編成24両が登場する予定です。制御装置はSiC素子VVVFインバータ制御ですが、音色からしておそらく三菱電機製ではないように見えますね。いずれは幕張車両センターまで配給輸送が行われそうです。車体側面部にはワンマン運転対応の乗降安全確認カメラが設置されているほか、おそらく新津事業所から大宮(JU-07,JS-24)まではE235系1000番台(横クラ)と同経路ですが、そこから先がどうなるかですね。武蔵野線経由で幕張車両センターへと回るのが確実か、それとも新宿まで南下して中央・総武線経由での経路となるか、注目です。
【E131系の編成組成について】
千マリR01編成…クモハE131-1+クハE130-1
千マリR02編成…クモハE131-2+クハE130-2
千マリR03編成…クモハE131-3+クハE130-3
千マリR04編成…クモハE131-4+クハE130-4
千マリR05編成…クモハE131-5+クハE130-5
千マリR06編成…クモハE131-6+クハE130-6
千マリR07編成…クモハE131-7+クハE130-7
千マリR08編成…クモハE131-8+クハE130-8
千マリR09編成…クモハE131-9+クハE130-9
千マリR10編成…クモハE131-10+クハE130-10
千マリR11編成…クモハE131-11+クハE130-11
千マリR12編成…クモハE131-12+クハE130-12