2020年6月30日の平日B19運用で運用を離脱した小田急電鉄1000形1081F(8両固定編成)の付随車2両を抜いた6両のうち、クハ1081とデハ1031の2両が7月6日に構内入れ替えのうえで解体線に入りました。これにより1081Fのうち6両の廃車解体処分は確実となりました。
▲大野総合車両所で車両番号、ロゴマーク、空調装置、パンタグラフの撤去が確認された1000形1081Fの6両のうち、クハ1081(写真手前)とデハ1031(写真手前から2両目)が解体線へ移動となった。これで1081Fのうち6両の廃車解体処分が決まった。
▲1000形でリニューアルされていない編成のうち1055Fが謎の動きをしているが…。
1000形は当初ワイドドア車両(6編成36両)を除く160両がリニューアルされる予定であると発表されており、この数字には言うまでもなく8両固定編成の1081Fも含まれていました。当初はその1081Fもリニューアル更新工事を受けるものと予想されていました。ところが1081Fの前回検査(重要部検査)はなんと2017年6月であり、それから3年以上が経っていたため(検査切れだったか)、大野総合車両所に入庫する6月30日をもって運用を離脱し、7月から廃車解体処分に向けた準備が進んでいたものとみられます。これにより1000形で初の廃車が出ることになります。この形式の廃車除籍処分の最初が8両固定編成で1編成のみの存在だった1081Fとは予想だにしなかったことでしょうね。制御車と電動車の6両を北館林荷扱所に向けて車体を半分に分割したうえで搬出するところまでは予想がつきそうです。ところで1081Fから抜かれた付随車は一体どうするというのでしょうか。1000形はこれ以外にも1055Fが先頭車のみの構内入れ替えなど謎の動きをしているようなのですが、その1055Fと残された付随車の行方も気になります。
【1081F編成組成】
クハ1081+デハ1031+デハ1131+サハ1181+デハ1331+サハ1381+デハ1431+クハ1481