2020年7月17日

【通勤形は約4年ぶり】小田急電鉄5000形5053Fが総合車両製作所横浜事業所を新製出場、甲種輸送される

2020年7月16日、総合車両製作所横浜事業所で製造された小田急電鉄5000形5053F(クハ5053+デハ5003+デハ5103+サハ5153+サハ5253+デハ5203+デハ5303+サハ5353+デハ5403+クハ5453)の甲種輸送が海老名検車区まで行われています。同形式が総合車両製作所横浜事業所で製造されるのは初めてのことです。
▲10両固定編成の5000形に総合車両製作所横浜事業所製造の最初の編成が登場。同形式を製造している様子が2020年6月15日放送のテレビ朝日系列の散歩番組『じゅん散歩』にて紹介されたが、これが5053Fまたは5054Fの一部車両となっている。
▲小田急電鉄の通勤形車両が総合車両製作所横浜事業所で製造されるのは4000形のラストナンバーである4066F以来で約4年ぶりである。
▲総合車両製作所横浜事業所で製造された5000形5053FをEF65形2066号機へバトンタッチする新鶴見信号場まで牽引したDE10形1666号機。

今年度の5000形は5編成(50両)が登場しますが、うち2編成は総合車両製作所横浜事業所での製造となり、今回はそのうちの1編成(全体では3編成目、今年度分の増備では2編成目)となります。車番はサハ5353とクハ5453を除き、2012年に引退した初代5000形と同じ番号が引き継がれています。連結面の横方向のビードなど、川崎重工業兵庫工場で製造された編成と仕様を揃えているようですね。なお川崎重工業兵庫工場から出場し海老名検車区に留置されている5052Fはまだ試運転を行っておらず営業運転には投入されていません。