2020年7月2日

【衝撃的展開】小田急電鉄1000形1081F(8両固定編成)がまさかの廃車除籍か!?

2020年6月30日の平日B19運用をもって、小田急電鉄1000形で唯一8両固定編成を組んでいた1081Fが定期運用を離脱し、大野総合車両所に入場しています。このうち、付随車2両(5号車のサハ1181と3号車のサハ1381)が編成から外され、6両となっています。
▲新型コロナウィルスの影響に関係なく6月30日までは普段通り何事もなかったかのように運用されていた1000形唯一の8両固定編成である1081F。運用終了後に大野総合車両所に入庫したあと、中間付随車2両が編成から抜かれ、中間電動車のパンタグラフとクーラーが撤去されていた。もしやこれは廃車除籍となってしまうのだろうか。
▲1000形10両固定編成で唯一リニューアルされていない1092F。この編成はリニューアル更新工事を受けてほしいところだが、1081Fの動きが今後のリニューアル計画に影響しなければいいのだが…。

今まで1000形のリニューアル更新工事は4両固定編成と10両固定編成に施工されており、2016年度に施工された1095F(元1056F+元1256F)および1096F(元1052F+元1252F)では元4両固定編成と元6両固定編成の一部改造(両者で10両編成を組むとき中間に入る先頭車の運転台部分を撤去し中間車の構体を取り付け)を施工して誕生しました。今回の1081Fは同形式で唯一の8両固定編成として注目されており、当初は廃車とならずにリニューアル更新工事を受けるものと予想されていました。しかしながらそれを大きく覆すような展開が待ち受けていました。

同編成は中間付随車2両を抜いて6両に組み替えられており、その6両のうち中間電動車のパンタグラフとクーラーと側面部のOERマークと車両番号が撤去された状態であることが確認されたことから、もしかすると1000形で初の廃車除籍処分となる可能性が出てきました。今まで同形式はワイドドア車を含めて1両も廃車が出ていなかっただけに、衝撃が大きいです。もしも廃車除籍処分が事実ならば同形式で初の解体処分となります。付随車2両を廃車にするのではなく、先頭車と中間電動車の6両を廃車にすることに何か大きな意味があるのでしょうか。1000形でリニューアル更新工事を施工されずに残っている編成への部品取りの可能性もありそうです。なお1081Fの最終運用となった6月30日の平日B19運用の時点で車内のクハ1481の車番の上部に『ありがとう&さようなら  1000形8両固定編成』と書かれた小さなステッカーが掲出されていました。今回の1081Fの予想外の動きで、1065Fを除く同形式のリニューアル更新工事に関係する動きが読めなくなってきましたね。


【1081F編成組成】
クハ1081+デハ1031+デハ1131+サハ1181+デハ1331+サハ1381+デハ1431+クハ1481