2020年7月4日

【約12年と短命】東海旅客鉄道N700系2000番台(N700A改造)に初めての廃車が発生

2020年7月2日、東海旅客鉄道N700系2000番台幹オサX12編成が所属先から浜松工場まで自走回送されました。廃車除籍処分に伴うものと思われ、N700系(N700A改造)の廃車除籍処分は量産車では初めてのこととなります。
▲写真は浜松に進入するN700系2000番台幹トウX13編成。いずれは初代0番台から改造の2000番台も2代目のN700系0番台(N700S)に置き換えられることになる。

今回廃車除籍処分となる幹オサX12編成は2008年に川崎重工業兵庫工場で製造され、当時は初代0番台で幹オサZ12編成を名乗っていました。途中の2000番台化(N700A仕様)改造で幹オサX12編成に変更されてここまで運用を続けてきましたが、2代目のN700系0番台(N700S)の量産車(J編成)が登場したことにより、最初に置き換えられた形です。私はその編成を昨年10月5日の浜松工場一般公開へ向かう際に熱海で目撃していましたが、まさかその編成が廃車になるとは思ってもいませんでした。幹オサX12編成の活躍は2008年の登場から約12年と短命でした。今後も2代目のN700系0番台(N700S)が増備されるものとみられ、いずれは初代0番台から2000番台(N700A仕様)に改造された東海編成だけでなく3000番台から5000番台(N700A仕様)に改造された西日本編成も置き換えられていきそうですね。