2020年7月23日

【900番台】東日本旅客鉄道E231系900番台千ケヨMU1編成が営業運転に投入される

2020年7月20日より、東日本旅客鉄道E231系900番台元八ミツB901編成からサハE231-902とサハE230-901(6扉車)を抜いて8両編成に組み直されて武蔵野線向けに転用された千ケヨMU1編成が営業運転に投入されました。
▲武蔵野線仕様となったE231系900番台試作車が営業運転に投入された。編成番号は当初から900番台が転用されることを想定して欠番で準備されていた“MU1”が与えられており、戸袋のJRロゴマークを消去した跡が残っているほか、窓の構造など900番台独自の仕様がまだ残されている。
▲E231系900番台の車内のローレル賞受賞記念プレート(写真左側のプレート)も撤去されずに残っている。なお京葉線に直通するとき、東京(JE-01)行きの場合はクハE231-901が東京寄りだが、南船橋(JE-11)・新習志野(JE-12)・海浜幕張(JE-13)行きの場合はクハE231-901が蘇我寄りになるので注意。
▲武蔵野線仕様のE231系0番台(写真は元八ミツB18編成の8両を改造の千ケヨMU33編成)。編成番号の付与方法に法則性があり、新製当初からの三鷹車両センター配置の編成(E231系900番台試作車を含む)にMU1以降(900番台に“MU1”を充てるために、0番台は“MU2”以降)、新製当初は旧習志野電車区配置の一部編成がMU31以降を名乗る。ただし0番台の増備車は製造時期や車外スピーカー準備工事の関係で“MU41”・“MU42”・“MU43”を名乗る。

今回の千ケヨMU1編成は武蔵野線内基準で東京・海浜幕張寄りからクハE231-901+モハE231-901+モハE230-901+サハE231-901+サハE231-903+モハE231-902+モハE230-902+クハE230-901と組成されており、サハE230-901(試作車の6扉車)とサハE231-902が抜かれたようです。なお転用改造時は2号車のサハE231形と5号車サハE230形の2両を抜き取るのが恒例ですが、千ケヨMU1編成のみ900番台の試作車ということもあって搭載機器や連結器の構成の関係からか2号車の元サハE231-901を活用して元6号車のサハE231-902を廃車としたようです。また偶然にも旧東急車輛製造の4両と旧新津車両製作所製造の4両で構成されています。また205系5000番台が1編成、インドネシアに旅立ちそうですね…。