2023年10月2日に小田急電鉄大野総合車両所構内でパンタグラフや空調装置が撤去され廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8254F(6両固定編成・2003年度リニューアル車)のうちクハ8254・デハ8204が13日に車体を分割され陸送されました。
▲2021年11月以来の8000形6両固定編成の廃車除籍処分となる8254Fのクハ8254・デハ8204が一足先に旅立った。車体が分割されたため、西武鉄道への譲渡は完全になくなった。クハ8254の貫通扉部分や乗務員扉が木板で塞がれており、部品取りを行ったものと思われる。
陸送された2両のうち、クハ8254は貫通扉と乗務員扉が木板で塞がれているため、残存編成のための部品取りを行ったものとみられます。側面部の車番・ブランドロゴマークはテープで隠されていました。この編成は特別団体専用列車および海老名検車区での撮影会から約1ヶ月経ったあとでの廃車除籍処分となりましたが、イベント終了後も先月26日(平日E11運用に充当)までは運用され、一時的に単独で運用された時期もありましたが、基本的に4両固定編成の8059Fと組んで運用されていました。陸送作業の際になぜかクハ8254の連結器の一部が残されたままとなっていました。
※お断り…これまで8000形の車両解体は旧北館林荷扱所で記してきましたが、今回からは異なる場所に陸送されていることが明らかになったため、訂正しておきます。
【8000形の在籍状況】※2023年10月13日現在 全体…21編成106両/32編成160両
《4両固定編成》※8061Fはイベント終了後に廃車除籍処分の見込み
運用中…10編成(40両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8061F・8063F・8064F・8065F・8066F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 6編成(24両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8062F
《6両固定編成》※8256Fはイベント終了後に廃車除籍処分の見込み
運用中…11編成(66両)
8252F・8253F・8256F・8257F・8258F・8260F・8261F・8262F・8263F・8265F・8266F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 5編成(30両)
8251F・8254F・8255F・8259F・8264F