2021年10月27日、東日本旅客鉄道勝田車両センターに所属するE531系0番台都カツK409編成の10号車欠車の9両が、EF81形140号機に牽引され配給輸送で郡山総合車両センターに入場しました。同編成は土浦~神立間での踏切事故で廃車除籍処分となった都カツK417編成のクハE531-17の代替としてクハE531-9を供出しており、今後の動向が注目されます。
▲郡山総合車両センターにEF81形に導かれ入場したE531系0番台都カツK409編成の9両。同編成の10号車にはクハE531-9が連結されていたが、踏切事故で被災の都カツK417編成のクハE531-17の代替でクハE531-9を組み込んだ関係で10号車欠車となっており、付随車のサハE531-17が必然的に最後尾となるため反射板が取り付けられた。
▲踏切事故で廃車除籍処分となったクハE531-17の代わりにクハE531-9を組み込んでいるE531系0番台都カツK417編成。クハE531-9を組み込んだままだが制御装置更新工事とドアエンジン更新工事は完了している。
▲E531系0番台で数少ないワンマン運転非対応となっている都カツK461編成。一時的に都カツK409編成の10号車としてトイレなし車両のクハE531-1011を供出していたことがあるが、すでに元の編成に戻っている。
踏切事故発生前の時点では都カツK409編成は制御装置未更新・ドアエンジン未更新のため、それらの更新工事の可能性がありますが、10号車欠車のまま(サハE531-17に反射板を取り付けた状態)でドアステッカーがなくなっているため、今後の動向が注目されています。なおこの編成にクハE531-1011が供出されていたとき、その車両にはもともとトイレが設置されていませんので(都カツK461編成の勝田寄り先頭車、基本編成と連結すると15号車に該当の車両のため)、同車両にはトイレがない旨の注意書きがありました(現在は元の編成に戻っている)。