2023年10月1日

【2000番台の『えぼし』】東日本旅客鉄道特急『えぼし』、土曜休日はE257系2000番台で運転

2023年9月30日と10月1日、神奈川県茅ヶ崎市で行われたサザンオールスターズの地元凱旋の『茅ヶ崎ライブ2023』の開催に合わせて臨時特急『えぼし』(全席指定)が東京(JT-01)~茅ケ崎(JT-10)間で運転されましたが、平日とは異なりE257系2000番台が充当されました。普段走行する東海道線内のみではあるものの、2000番台の『湘南』・『踊り子』以外の臨時特急列車に充当されるのは非常に珍しいことと思われます。
▲波動輸送のE257系5000番台と思いきや、同系列2000番台で運転された特急『えぼし』。愛称行先表示器は『特急』のみだが、2000番台がこのような表示をするのは珍しい。写真は下り3号(9083M列車)に充当された都オオNA-04編成で、復路の2号(9092M列車)にも充当された。同編成は国府津車両センターから送り込まれた。
▲写真は『回送』表示だが下り1号(9081M列車)に充当されたE257系2000番台都オオNA-03編成。この編成はもともと湘南・相模統括センター(旧茅ヶ崎運輸区)に留置されており、昼頃に始発駅まで送り込まれていた。こちらも愛称行先表示器は『特急』のみだった。

30日の『えぼし』は9081M列車都オオNA-03編成9083M列車9092M列車都オオNA-04編成が、10月1日の『えぼし』は9081M列車都オオNA-10編成9083M列車9092M列車都オオNA-01編成がそれぞれ充当されました。東海道線内完結ではありますが『湘南』・『踊り子』以外の臨時特急列車に2000番台が充当されるのは非常に珍しいことですし、単体の『特急』表示も2000番台ではめったに見られません。平日は臨時特急の運転がないため波動輸送の5000番台が充当されましたが、土曜休日は修学旅行向け団体専用列車や臨時特急列車(特急『あずさ』など)に使用する関係で、土曜休日の特急『えぼし』の充当はいずれも『湘南』・『踊り子』と同じ2000番台となりました。なお下り列車の茅ケ崎到着は6番線を使用しましたが、復路の発車のみ5番線・6番線での混雑防止のため、国府津車両センターから貨物線を回送のうえ、貨物線ホームの3番線が使用され、平日は特急『湘南』の貨物線経由が発着するため違和感はありませんが、土曜休日の貨物線ホームからの列車発着は非常に珍しい光景となりました。

【臨時特急『えぼし』運転概要】
9月27日・28日運転
茅1443←東1354 えぼし1号(9081M列車) 茅2225→東2319 えぼし2号(9092M列車)
9月30日・10月1日
茅1443←東1354 えぼし1号(9081M列車) 茅2210→東2258 えぼし2号(9092M列車)
茅1522←東1433 えぼし3号(9083M列車)