2023年8月25日の平日60運用(3012レ~2037レ)で初代塗装復刻での運用を、同月30日の平日54運用(2000レ~2059レ)で改造工事入場前での運用を終了していた相模鉄道8000系8713Fが9月からかしわ台車両センターで前照灯移設・種別行先案内表示器更新・車内自動放送設置の工事を受け、10月10日に無事に出場し、試運転が行われました。
▲今年6月のミステリートレインから約2ヶ月、初代塗装復刻で営業運転に入っていた8000系8713Fが前照灯移設・種別行先案内表示器更新・自動放送装置設置工事を終えて出場した。同系列で最後まで登場当初の原型スタイルを保っていたが、今回の工事入場で完全消滅となったようだ。
▲前照灯移設前の初代塗装に復刻される前の8000系8713F。初代塗装を復刻したときのクハ8713はロゴマークなし、クハ8513はロゴマークありとなっていた。また同系列で種別行先案内表示器が唯一の3色LED式、列車番号表示器が唯一のマグサイン式であったがこれも消滅している。
▲前照灯が移設されたあとの8000系。前照灯の移設と種別行先案内表示器の更新と自動放送設置は8713Fをもって全編成で完了した(このうち8709Fは3代目塗装へリニューアル)。
8000系8713Fでは種別行先案内表示器が英語非対応の3色LED式のため、今回の前照灯移設と種別行先案内表示器・列車番号表示器の更新が行われ、英語対応かつフルカラーLED式に更新され、マグサインタイプの列車番号表示器、スカート付近の前照灯、英語表示に非対応の3色LED式の種別行先案内表示器が完全消滅しました。なお8713Fでは最後の原型を保つ車両であったことから、6月のミステリートレイン運転の際に初代塗装に復刻され当初の車番のフォントがオリジナルとなっていましたが、登場当時に近い車番表記に変更のうえで運用されていました。8000系8708F・8710F・8711F・8712Fと同様に3代目塗装への変更とリニューアルは見送られました。