2023年10月21日、私は東海ツアーズで申し込んだ、『JR東海 浜松工場へGO』のツアーに参加してまいりました。今回は簡単に紹介します。東海旅客鉄道新幹線の時間が昨年よりも早いため、小田急電鉄小田原線の初電車を使い、昨年とは異なり、相模鉄道本線・新横浜線経由で新横浜(SO-52,SH-01)にやって来ました。
新横浜からは7時12分に発車する団体専用列車(9537A列車・臨時ひかり537号扱い)に乗り込みます(写真中段の『団体 537』と書いてある列車)。前回はグリーン車席のみでしたが、今回は普通車席で取れました。今回は東京寄りの14号車が指定されたため、団体専用列車の到着までちょっとホームの東京方で撮影します。
N700系2000番台幹トウX57編成。7105A列車。廃車が進むN700系2000番台(スモールA仕様)。直近では2000番台幹オサX30編成が12日に浜松工場に廃車回送されたばかりです。
N700系1000番台幹トウG9編成。これは残念ながら回送でした。
N700S系0番台幹オサJ16編成。7A列車。N700S系の増備が進み、N700系2000番台の廃車が進められています。一気にN700系・N700S系の3タイプを見られるとは…。
N700S系0番台幹オサJ2編成。9537A列車。今回の浜松工場直通新幹線は昨年と異なり、N700S系の初期編成。しかも11号車(車椅子対応車両)の車椅子スペースが増設されていない編成になります。これに乗り込んで浜松工場を目指します。
N700S系の車内は昨年一部紹介しましたので省略します。車内チャイムが『会いに行こう』になってから初めて乗車しましたが、手動放送のためか昨年までの“AMBITIOUS JAPAN!”とは異なり車内チャイムが流れることはありませんでした。
浜松では運転停車を行って後続ののぞみを1本待避し、そのあと引き上げ線まで進んでいくのですが、そこから見える西浜松貨物ターミナルでは廃車解体待ちのキハ85系の姿が。このうち19日に回送された6両(うち先頭車5両)もいるものと思われます。キハ85系だらけで分かりにくいですが、211系の姿も見えます。
昨年は引き上げ線に入ったところで座席を回転させることができましたが、今年は検修庫内に到着後に復路の乗車に備えて回転させただけでした。
浜松工場直通新幹線を降りて最初に目に入ったのがN700系2000番台幹オサX54編成。この編成は『下から新幹線を眺めよう』の当該車両に使用されていました。昨年は一部中間車が中心でしたが、今回は16両フルの編成となりました。
トラバーサに乗せられていたN700系2000番台の中間車は幹オサX30編成の9号車グリーン車。貫通路連結面から見えましたが、すでに座面が無くなっていました。この車両を使ったトラバーサ動作の見学ができました。
こちらは入換動車にN700系2000番台幹オサX30編成の7号車(元S-Work車両)が連結されているところです。扉が3つありますが、うち1つは編成番号が書かれた業務用扉であり乗降用ではありませんのでご注意。
連結器を出している車両はN700S系0番台幹トウJ19編成の先頭車です。公開はされませんでしたが隣にはN700系1000番台幹トウG17編成の先頭車も連結器を出しているのが確認できました。
昨年に引き続き、ドクターイエローでお馴染みの923形幹トウT4編成も展示。車内見学は時間指定で終盤の方だったのでそれまでに諸々の見学を済ませることにします。
昨年はN700系2000番台幹トウX43編成の先頭車を鼻同士で連結させていましたが、今年はドクターイエローの先頭車(7号車の923-7)のさらに奥側にN700系2000番台幹オサX30編成の先頭車を貫通路同士で連結させていました。しかもこの編成は12日に浜松工場に廃車解体のため自走回送されてきたのです。つまりトラバーサに乗っていた9号車グリーン車と入換動車に連結されていた7号車普通車が、この先廃車解体予定となる車両だったわけです。
最後にドクターイエローの車内見学(今回は1号車~4号車のみです)を終えて、浜松工場とお別れします。N700S系0番台幹オサJ2編成の9530A列車に乗り込んで浜松工場を離れました。
おまけはこちら。今回乗車したN700S系0番台幹オサJ2編成より紹介します。
N700S系0番台幹オサJ2編成が休憩用車両や物販の販売に使用されたことから、車両が解放されていることを利用し、7号車の海側6列目~10列目に設定されている“S-Work”のシートを見てきました。6Bから10B列の座席が潰されてパーティションとドリンクホルダー(写真では3枚目の手前にある丸く窪んだ所)が設置されています。
また廃止が発表された喫煙ルーム。普通車は3号車と15号車(以前は7号車にも設置されていた)、グリーン車は10号車に設置されています。このスペースの活用方法は今後どうするのでしょうか。
また11号車は車椅子対応座席が増設される前となっています。増備が進むN700S系は車椅子対応スペースの区画で専用座席が設けられています。
今回このようなツアーを企画してくださった東海旅客鉄道および東海ツアーズに感謝申し上げます。