2023年10月31日

【乗車前に事前購入を!】東海旅客鉄道東海道新幹線『ひかり』『のぞみ』での車内販売が終了

2023年10月31日をもって、東海旅客鉄道東海道新幹線『ひかり』『のぞみ』の車内で実施されていた車内販売ワゴンを用いての車内販売が終了しました。なお直通運転先の西日本旅客鉄道山陽新幹線では引き続き車内販売が実施されますが、廃止する方向性に言及していることから、2024年3月ダイヤ改正の発表時に注目が集まりそうです。
▲1964年の開業時から実施されていたワゴンによる車内販売がついに役目を終え、約59年間の歴史に幕を下ろした(許可を得て撮影)。なお『のぞみ』停車駅ではアイスなど自動販売機を設置している。新幹線乗車前に事前に買っておくようにしよう。
▲新幹線の車内販売の名物のひとつとなった硬いバニラアイス。ドライアイスで冷やされているので最初はプラスチック製スプーンで少しすくうだけでも苦戦した。11月1日以降ではドリップコーヒーとともに駅ホーム上の自動販売機で購入できる。
▲車内販売を実施していたのはN700系2000番台(N700a、元0番台)・1000番台(N700A)、N700S系(N700S)の『ひかり』『のぞみ』のみであった。なお『こだま』では2012年3月に車内販売が全廃され、700系やN700系に車内自動販売機が設置されていた時期もあったが、2014年3月で全廃となっている。

東海道新幹線(東京~新大阪間)での車内販売は開業時から行われ、2012年には『こだま』での車内販売を終了しており、速達タイプの『ひかり』『のぞみ』での車内販売が継続されていました。なお新幹線車内には自動販売機が設置されていた時期がありましたが、2014年3月で全廃されており、駅ホームの飲料の自動販売機などのほか、『ひかり』『のぞみ』での車内販売が頼りになっていた方も多いと思います。今後は駅ホーム上に設置されているドリップコーヒーおよびアイスの自動販売機(『のぞみ』停車駅のみ)をご利用ください。駅弁などの食料は駅の売店などで事前に用意しておくようにしましょう。

なお山陽新幹線では引き続きで車内販売が継続されますが、廃止する方向に言及していますので、2024年3月のダイヤ改正で廃止される可能性があります。山陽新幹線での車内販売も見納めとなってしまうかもしれません。