2023年10月2日に小田急電鉄大野総合車両所構内でパンタグラフや空調装置が撤去され廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8254F(6両固定編成・2003年度リニューアル車)のうちデハ8504・クハ8554が25日に車体を分割され千葉県八千代市の解体業者に向けて陸送されました。
▲8000形6両固定編成で廃車除籍処分となった8254Fの最後の2両、デハ8504・クハ8554が大野総合車両所から旅立った。クハ8554の貫通扉部分が木板で塞がれているため、こちらも一部の部品取りを行ったものと思われる。
陸送された2両のうち、クハ8554は貫通扉が木板で塞がれており、部品取りを行ったものとみられます。結果的に8254Fの西武鉄道への譲渡の可能性はなくなりました。同編成は特別団体専用列車および海老名検車区での撮影会から約1ヶ月経ったあとでの廃車除籍処分となりましたが、イベント終了後も先月26日(平日E11運用に充当)までは運用され、一時的に単独で運用された時期もありましたが、基本的に4両固定編成の8059Fと組んで運用されていました(4両固定編成の8059Fは3000形2次車の3259Fとペアになっている)。また撮影会を終えて再び営業運転に入っている8256Fと特別団体専用列車の充当が控えている8061Fの動向が注目されています。
【8000形の在籍状況】※2023年10月25日現在 全体…21編成106両/32編成160両
《4両固定編成》※8061Fはイベント終了後の動向注意
運用中…10編成(40両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8061F・8063F・8064F・8065F・8066F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 6編成(24両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8062F
《6両固定編成》※8256Fは運用終了後の動向注意
運用中…11編成(66両)
8252F・8253F・8256F・8257F・8258F・8260F・8261F・8262F・8263F・8265F・8266F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 5編成(30両)
8251F・8254F・8255F・8259F・8264F