2023年10月2日の5107レ(平日A12運用・藤0605←大0534)より、小田急電鉄3000形3258F(旧東急車輛製造2次車・6両固定編成)の前面部・側面部の種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新・換装され、営業運転に入りました。この編成は先月23日の6802レ(土曜休日A11運用・小0537→厚0631)で海老名検車区入庫後に種別行先案内表示器の更新工事を受けていたものと思われます。
▲3000形の旧東急車輛製造2次車・6両固定編成で唯一の3色LED式の種別行先案内表示器を維持していた3258Fがいつの間にかフルカラーLED式に更新されて営業運転に入った。これで3000形の側面部小型の種別行先案内表示器をもつ日本車両製造1次車・旧東急車輛製造2次車から3色LED式が消滅し、種別と行先の交互表示が完全消滅となった。
▲3000形3258Fで見られた3色LED式の種別行先案内表示器。登場当初は明朝体であったが2018年以降にゴシック体にROM変更され、同編成が快速急行・通勤急行(現在は8000形4両固定編成と連結しないため見られない)・各駅停車で運用される場合に限り、種別と行先を交互に表示するスタイルとなっていたが、フルカラーLED式に換装されたことで再び見られなくなった。
3000形6両固定編成の種別行先案内表示器の更新は3次車以降ではリニューアル更新工事施工の際に行われていますが、2次車以前では2019年3月の3254F(日本車両製造1次車・6両固定編成)以来で約4年6ヶ月ぶりとなります。これにより3000形で側面部が小型の種別行先案内表示器を搭載する日本車両製造1次車・旧東急車輛製造2次車の全8編成から3色LED式が消滅しました。これらの編成が3色LED式のゴシック体のときに、種別が4文字の快速急行・通勤急行(主に8000形4両固定編成と連結して運用される場合)・各駅停車(小田原線内はA運用で新松田(OH41)以西が各駅停車に種別変更される場合も含む)で運用される場合に限り、種別と行先が交互表示されるようになっていました(ゴシック体への変更前は快速急行のみ行先との交互表示だったが、これは各駅停車が『各停』の表記から変更される前だったため)。今回の種別行先案内表示の更新で種別と行先の交互表示は見納めとなってしまいました。
【3000形の種別行先案内表示器搭載状況】2023年10月2日現在
《3色LED式》※下線部はリニューアル車・一部10両固定編成は中間増備車を除く
3259F・3260F・3261F・3262F・3264F・3269F・3270F・3271F・3272F・3273F・3274F・3275F・3654F・3655F・3656F・3657F・3658F・3083F・3084F・3085F・3086F・3087F
《フルカラーLED式》
3251F・3252F・3253F・3254F・3255F・3256F・3257F・3258F・3263F・3265F・3266F・3267F・3268F・3276F・3277F・3651F・3652F・3653F・3081F・3082F・3091F・3092F・3093F・3094F・3095F