2023年10月25日、東日本旅客鉄道が勝田車両センター(都カツ)所属のE501系電車の元付属編成(5両固定編成)の外装・車内設備をリニューアルしてイベント専用の車両とした『E501 SAKIGAKE(さきがけ)』として運用することを発表しました。同系列は常磐線水戸以北でのワンマン運転導入に伴って朝夜のみの運用に限られています。
▲E501系は常磐線水戸以北でのワンマン運転導入で営業列車が朝晩に限られ、元付属編成に至っては水戸~いわき間を1往復(521M列車・530M列車)するのみで、余剰となっている。今回その元付属編成を活用して団体専用列車として走らせることとなった。
E501系は2023年3月ダイヤ改正前まで日中時間帯にも運用されていましたが、現在は常磐線水戸以北を中心にE531系0番台・3000番台のワンマン運転となり、E501系の運用は大幅に縮小されました。同系列の運用は元基本編成は上下6本ずつ、元付属編成は上下1本ずつのみとなっていますので、元付属編成に余剰が発生しています。その余剰となった元付属編成を活用して団体専用列車として走らせることになったのが『E501 SAKIGAKE(さきがけ)』というものです。このうち、都カツK751編成はクハE501-1001+サハE501-1がモハE501-1+モハE500-1+クハE500-1と離されていること、都カツK754編成の帯が撤去されていることを考えると、編成組み換えのうえで改造している可能性があります。なお『E501 SAKIGAKE(さきがけ)』は11月23日に運転される水戸線の地酒列車による団体専用列車から運用を開始することとなっています。
【E501系定期運用について】※2023年3月ダイヤ改正時点
《元基本編成・下り》 《元基本編成・上り》
623M列車(い0912←土0637) 526M列車(い0602→水0740)
529M列車(い0835←水0703) 528M列車(草0625→水0805)
533M列車(い0950←水0818) 562M列車(い1507→水1641)
567M列車(い1830←水1654) 564M列車(い1608→水1742)
573M列車(い1945←水1815) 570M列車(い1908→水2041)
577M列車(い2209←水2039) 664M列車(い1735→土2004)
《元付属編成・下り》 《元付属編成・上り》
521M列車(い0638←水0509) 530M列車(い0711→水0842)