2022年3月から約1年間運転された、相模鉄道広報キャラクターのそうにゃんをラッピングした『9代目そうにゃんトレイン』(11000系11003F)が2023年3月24日で運転を終了し、同月27日の2008レ(平日67運用・海0602→横0638)より、『10代目そうにゃんトレイン』が11000系11001Fを用いて運転を開始しました。
▲10代目そうにゃんトレインを担当する11000系11001F。今までのそうにゃんトレインは11003F(奇数の代)と11004F(偶数の代)で交互に運転されたが、10代目では2024年でそうにゃん(とそうにゃんトレイン)が10周年の節目であることから、これまでに偶数の代で起用された11004Fではなく、トップナンバーが起用された。これまでのそうにゃんトレインの法則が崩れた形となった。
▲9代目そうにゃんトレインを担当した11000系11003F。すでにラッピングは解除されており、通常の姿で運用復帰するだろう。
▲10代目そうにゃんトレインに設置されるそうにゃんの形のつり革。青色のベルトに白色の文字で『そうにゃん』とあるつり革は各系列の“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装の編成以外に設置されている(廃系列の7000系にも設置されていた)が、3月18日からは“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装の編成にも順次設置されている。それ以外はそうにゃんトレイン限定だ。
これまでの歴代のそうにゃんトレインでは奇数の代を11003F、偶数の代を11004Fがそれぞれ担当してきましたが、10代目では2023年でそうにゃんトレイン運転開始10年目となるほか、2024年で広報キャラクターのそうにゃん(とそうにゃんトレイン)が10周年となることを記念して、11004Fではなくトップナンバーの11001Fが起用されました。横浜(SO-01)寄り先頭車の1号車では初代そうにゃんトレイン、2号車では2代目そうにゃんトレイン…、というふうに歴代のそうにゃんトレインのラッピングを車内に施すほか(9号車での9代目そうにゃんトレインまで)、海老名(SO-18)寄り先頭車の10号車では10周年をお祝いするそうにゃんを車内にラッピングします。号車ごとに歴代のそうにゃんトレインが10代目の車内で見られるのも興味深いところですね。なお10代目そうにゃんトレインの11001Fのつり革は9代目で用いられたものを継続して使用するほか、歴代そうにゃんトレインで設置されていたそうにゃんの形のつり革(他系列でも一部設置されているそうにゃんの形のつり革とベルトが灰色でそうにゃんの形が金色のつり革)も設置されており、1両に1種類ずつ3本ずつ合計30本が設置されています。車内の装飾やつり革からも歴代のそうにゃんトレインを懐かしむことができますね。なおそうにゃん柄の座席については引き続き使用される予定ですが、デザインが歴代のそうにゃんトレインで実際にラッピングされていたそうにゃんに変更される見通しです。
この10代目そうにゃんトレインは相模鉄道本線といずみ野線のみで50番代・60番代を中心に運用される予定で、新横浜線での運転予定はありません。まれに10000系8両固定編成・20000系8両固定編成が充当される10番代で代走することがあります。これまでの歴代のそうにゃんトレインを詰め込んだ『10代目そうにゃんトレイン』は2024年3月下旬まで運転され、運転ダイヤも公表される見通しです。運用を調べて狙ってみることを強くお勧めします。