2021年12月から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事施工と重要部検査施工のため入場し、長期間にわたって性能確認試験などを実施していた3000形リニューアル車の3265F(日本車両製造3次車・6両固定編成)が2023年3月31日の5107レ(平日A12運用)より定期営業運転に復帰しました。
▲3000形で最初にリニューアル更新工事を施工されたル車の3265Fが2022年度の最終日となった3月31日に定期営業運転復帰を果たした。なお先週に運用復帰を果たした3266Fとは異なり旅客用扉が交換されている。
▲8000形は4両固定編成の8060Fが4月22日の撮影会を最後に廃車除籍処分となることが予想されている。6両固定編成は8259Fが廃車除籍処分となった以外は車輪検査や重要部検査を受けた編成がいる程度で、4両固定編成よりは必要とされている印象だ。
3000形リニューアル車はこの3265Fが最初ですが、その次に施工されていた3266Fのほうが約1週間早い運用復帰ということになります。同編成は2021年12月からリニューアル更新工事に入っていましたので、なんと約1年4ヶ月以上ぶりの営業運転となります。同形式では最初のリニューアル更新工事ということで、旅客用扉が交換されているほか、車内LED照明と一体化された防犯カメラが設置されています(東武鉄道50000系列に装着しているものと類似)。このまま順当に流れれば江ノ島線シャトル運用(平日A15運用)への充当もあり得ます。
3000形リニューアル車2本がついに営業運転に入ったので、8000形の動向が注目されます。4両固定編成の8060Fが4月にの撮影会で引退となり廃車除籍処分が見込まれます。2012年度のリニューアル車が全滅するということで、2013年度リニューアル車の8059F・8061Fの動きが気になるところです。8059Fはもともとの相方を失っていますから…。