2023年3月6日、西武鉄道池袋線系統で運用される地下鉄直通対応の6000系6108F(10両固定編成)が新宿線系統の準急・急行を中心とした運用に充当されています。通常の新宿線系統では地下鉄直通対応の改造対象外となった6000系6101F・6102Fが運用されていますが、6102Fが武蔵丘車両検修場に1月から入場中のため、その補填の可能性があります。
▲小手指車両基地所属で通常では池袋線・狭山線で運用される6000系6108F(10両固定編成)が玉川上水車両基地に貸し出される形で新宿線・拝島線の運用に入った。武蔵丘車両検修場に入場中の6102Fの補填のための代走なのだろうか。
同編成は武蔵丘車両検修場に入場している6102Fの補填として玉川上水車両基地に貸し出しの形で運用されているものと思われます。しかしながら同編成が直通運用を行っている東京地下鉄有楽町線・副都心線内ではワンマン運転となるため、運転席上部に安全確認用モニタが設置されていますが、それがなくなっている(撤去されている)ようです。一時的なものなのかは不明ですが、小手指車両基地から玉川上水車両基地への正式な転属を含めた動きが絡んでいる可能性もゼロではありません。なおこの編成は車内LCD式旅客案内表示器(スマイルビジョン)を15インチから40000系と同じ17インチワイドに更新したばかりです。西武鉄道では40000系ロングシート車仕様の武蔵丘車両基地への追加投入で通勤形車両の車両転配が行われており、小手指車両基地所属で池袋線系統で運用されていた2000系2085Fが南入曽車両基地に自走回送され、南入曽車両基地所属で新宿線系統で運用されていた30000系38108Fは武蔵丘車両検修場を出場したものの、南入曽車両基地に回送されず小手指車両基地に留置されたままとなっており、両者は相互交換される形で転属した可能性があります。
果たして今回の車両転配はどういう意味をもたらすのでしょうか。2000系置き換えの動きとともに注意が必要です。