2023年3月13日

【約52年の歴史に幕】東日本旅客鉄道『ホリデー快速あきがわ』の運転が終了

2023年3月12日、東日本旅客鉄道豊田車両センター(八トタ)のE233系0番台10両分割編成のH編成(八トタH43編成八トタH59編成)で運転されている『ホリデー快速おくたま・あきがわ』ですが、『ホリデー快速おくたま』の青梅(JC-62)を跨ぐ直通運転と、『ホリデー快速あきがわ』の全列車の運転が終了となりました。
▲土曜休日限定の特別快速『ホリデー快速おくたま・あきがわ』。このうち『おくたま』は青梅線青梅以西のワンマン運転開始に伴って青梅を跨ぐ直通運転がなくなり、『あきがわ』はすべての運転が終了した。また同日ダイヤ改正で東京(JC-01)・新宿(JC-05)~青梅間の『おくたま』(東京~新宿間は上りのみ)の定期3往復のうち2往復が10両固定編成のT編成で運転され、10両分割編成のH編成の運転は1往復だけとなる。

ダイヤ改正前の最終日の『おくたま・あきがわ1号』(607H列車/8607H列車)と『おくたま・あきがわ6号』(1606H列車/8606H列車・土曜休日07H運用)には八トタH58編成、『おくたま・あきがわ3号』(717H列車/8717H列車)と『おくたま・あきがわ2号』(1516H列車/8516H列車・土曜休日17H運用)には八トタH49編成、『おくたま・あきがわ5号』(809H列車/8809H列車)と『おくたま・あきがわ4号』(1608H列車/8608H列車・土曜休日09H運用)には八トタH45編成がそれぞれ充当されました。この列車の特徴は下りが新宿始発で青梅を跨いで運転される数少ない列車であること、青梅線内にも通過運転があり拝島(JC-55)で分割併合作業があること、数少ない武蔵五日市(JC-86)直通列車であることが特徴でした。五日市線では廃止となる『ホリデー快速あきがわ』の代替として、拝島を跨ぐ青梅線立川発着の列車が増やされ、土曜休日はそれが補完となります。

なおダイヤ改正後の『ホリデー快速おくたま』ですが、東京・新宿~青梅間では新たに10両固定編成が3往復中2往復充当される見通しです(列車番号の末尾にTが入る列車)。10両分割編成での『ホリデー快速おくたま』運用は1往復になります。さらに6月25日までの土曜休日(時刻表参照)には青梅・御嶽(JC-69)・奥多摩(JC-74)に停車の『ホリデー快速おくたま』が別に設定され(基本的には季節運行の臨時列車としての扱い)、新宿方面からの『ホリデー快速おくたま』と接続することで利便性が損なわれないようにします。今回の『ホリデー快速おくたま』の分断は青梅線青梅以西のワンマン運転導入(E233系0番台P編成で運転)に伴うもので、青梅を跨ぐ列車は臨時特急列車などを除き消滅する見通しです。