2023年3月15日

【帰らぬ旅を兼ねた運用?】京浜急行電鉄1500形1517編成+1501編成+1525編成の快特運用が実現

2023年3月14日、京浜急行電鉄1500形1517編成+1501編成+1525編成が連結して品川(KK-01)17時46分発の快特京急久里浜(KK-67)行き1722A列車(平日66行路)に充当されました。この列車は途中の金沢文庫(KK-49)で1525編成を切り離し、1517編成+1501編成は京急久里浜まで運用されたあとファインテック久里浜事業所に入場したようです。

▲1500形鋼製車体の1517編成1501編成1525編成が金沢文庫までまさかの併結運転(“ブツ12”)。しかしながら1517編成1501編成は京急久里浜到着後は回送され、そのままファインテック久里浜事業所に入場する形となった。

1500形同士の“ブツ12”による快特運用は非常に珍しいですが、これとは別の理由が絡んでいそうです。というのもこの形式の数少ない鋼製車体ですべて構成されており、1517編成1501編成はいずれも大師線を中心に活躍していた編成です。1517編成は朝に平日506運用で大師線運用に、1501編成は早朝の本線運用に入っていました。両者ともに新町検車区に入庫したものとみられ、1500形同士の“ブツ12”による快特運用が実現した形です。運用後に1517編成1501編成は回送されてそのままファインテック久里浜事業所に入場したということは、両編成の廃車除籍処分に向けた回送を兼ねる形で平日66行路の運用に投入したものと思われます。1500形鋼製車体の廃車が進むと、京浜急行電鉄が保有する車両のVVVFインバータ化100パーセント達成が近づくことになります。