2023年3月17日から、小田急電鉄8000形8060F(4両固定編成・2012年度リニューアル車)の撮影会が4月22日に開催されることとなり、それに伴うツアーが小田急トラベルより発売されています。同編成は撮影会終了後に廃車除籍処分になるものと思われ、2023年度最初の8000形の廃車が出ることになりそうです。
▲4月22日に単独の撮影会が行われることになった8000形8060F。リニューアルは2012年度で車内照明が東芝ライテック製のLED照明を搭載している。撮影会終了後に廃車除籍処分になるものと思われ、2012年度にリニューアル更新工事を受けた3編成が先に消滅となる。
▲首都圏で降った雪でも疾走したときの8000形8060F。同編成の登場は1986年ということで製造から約37年、リニューアルから約11年の活躍である。同編成のリニューアルから相方となっていた8260Fは単独となることが予想されるが、海老名検車区には余剰となった4両固定編成が留置されていて、動きが注目される。
これまで8000形は8054F・8055F・8056F・8062F・8251F・8255F・8259F・8264Fの8編成40両が廃車除籍処となり、今年度分の8000形の廃車は終了しましたが、4月22日の撮影会開催により、2023年度最初に引退となる8000形が判明する形となりました。これは小田急トラベルによる『小田急の電車写真撮影会 ありがとう“8060編成”撮影会』で判明したもので、撮影会の主役となる8060Fにはヘッドマークが掲出されるとのことで、同編成の動きが注目されることになります。撮影会開催後にこの編成は大野総合車両所に自走回送され、廃車除籍処分に向けた動きとなることが予想されます。
【8000形の在籍状況】※2022年3月25日現在 全体…24編成120両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…12編成(48両)
8051F・8052F・8053F・8057F・8058F・8059F・8060F・8061F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済… 4編成(16両)
8054F・8055F・8056F・8062F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F・8253F・8254F・8256F・8257F・8258F・8260F・8261F・8262F・8263F・8265F・8266F
廃車済… 4編成(24両)
8251F・8255F・8259F・8264F