2023年3月18日、私は用事のあと迷わず相模鉄道本線へ直行。ダイヤ改正から東急電鉄との相互直通運転が開始され、大きな賑わいを見せています。まずは海老名(SO-18)にて。注目はやはり東急電鉄直通列車ではありますが、私はあえてこの列車にロックオンしました。
東急電鉄5000・5050系4000番台4112F(元0番台5166F)。2040レ(土曜休日63K運用)。時刻表から判明した東急電鉄車両の相模鉄道完結運用です。今回のダイヤ改正で目黒線車両と東横線車両に誕生した相模鉄道完結運用です。横浜(SO-01)発着にあえて着目しました。
東急電鉄5000・5050系4000番台4112F(元0番台5166F)。2040レ(土曜休日63K運用)。時刻表から判明した東急電鉄車両の相模鉄道完結運用です。今回のダイヤ改正で目黒線車両と東横線車両に誕生した相模鉄道完結運用です。横浜(SO-01)発着にあえて着目しました。
前面部と側面部のフルカラーLED式種別行先案内表示器。横浜発着ということで、種別表示は青地の『快速』となっていて、東横線直通列車の種別表示の桃色、目黒線直通列車の種別表示の水色、東日本旅客鉄道埼京線直通の種別表示の緑色とは異なります。これが他社直通列車と横浜発着列車の識別点です。ただし下り列車では直通列車に関係なく相模鉄道本線・いずみ野線での種別になるので、同線内では相模鉄道に合わせた種別の背景色が用いられます(特急は橙色、快速は青色、各駅停車は灰色)。
この4112Fは元0番台5166F(8両固定編成)を改造した10両固定編成で、4号車・5号車には転換クロスシート車の“Q SEAT”車両を組み込んでいます。このため5号車と2号車・3号車・8号車・9号車で制御装置が異なります(5号車は後期型、それ以外は前期型)。今回は5号車のデハ4512の“Q SEAT”車両に乗り込みます。ちなみに自動放送ですが、海老名駅発車後での言い回しが少し変更されました。今までは『本日も相鉄線をご利用いただきまして、ありがとうございます』とアナウンスされていましたが、現在は『本日も相鉄線をご利用くださいまして、ありがとうございます』とアナウンスされています。よく聞くと『相鉄線をご利用くださいまして』という部分が新たに録音されていたようですね。
今回乗車したデハ4512はサハ4412とともに、新製出場時は正体が明かされておらず無塗装の状態でした。元0番台5166F(8両固定編成)が現在の車番に改番されたうえで出場したことから、欠番となっていた車両の番号は予想がつきました。
東横線向けの“Q SEAT”車両に乗ったのは初めてでしたが、制御装置と車番が異なる以外では大井町線向け6000系の“Q SEAT”車両とはほぼ変わりません。ただし2両連続している程度となっています。
乗っている間はずっと東急電鉄の路線に迷い込んだのか?と思わせるくらい、相模鉄道本線沿線の留置線に東急電鉄車両の留置が確認されました。相模大塚(SO-15)の構内留置線には3000系2編成(3107F・3113F)と5000・5080系1編成(5183F)、瀬谷(SO-13)4番ホームに5000・5080系1編成(5189F)と(そのあと回送されましたが)、星川(SO-05)の構内留置線に3000系2編成(3103F・3108F)が留置されていたのが印象的でした。相模大塚では東日本旅客鉄道E233系7000番台の留置もあるので、東急電鉄車両と東日本旅客鉄道車両の並びが見られるとは想像もつきませんでした。
“Q SEAT”車両を堪能すること約35分、横浜に到着。このあと星川の下り本線側の留置線に回送され留置されました。夕方の再出庫まではそこで過ごすようですね。
わずか30分ちょっとでしたが、東急電鉄車両での相模鉄道完結運用を堪能することができました。しかもいきなり“Q SEAT”にびっくりしたので、今後出会うのが楽しみな列車のひとつになりました。