2019年4月26日

【注目事項あり】京王電鉄が2019年度鉄道事業設備投資計画を発表

2019年4月26日、京王電鉄が2019年度鉄道事業設備投資計画を発表しました。投資額は約297億円となります。【車両面】と【設備面】に分けて紹介します。

【車両面】
▲『京王ライナー』向け2代目5000系は1編成(5736F)のみが増備される。この系列は固定運用ではあるが東京都交通局新宿線の直通運用に入るほか、『京王ライナー』全列車に充当される。
▲8000系は10両1編成と8両2編成の26両にリニューアル更新工事が施工される。10両固定編成は最後の6両+4両の組成である8712F+8812Fの中間に入る先頭車部分の撤去および中間車化による貫通編成化工事を兼ねているほか、8両固定編成とともに制御装置も更新される。

車両面では総合車両製作所横浜事業所にて5000系が1編成(5736F)増備されるほか、8000系のリニューアル更新工事が26両(10両1編成、8両2編成)、井の頭線向けの1000系のリニューアル更新工事が15両(5両3編成)にそれぞれ施工されます。それらの車両には車椅子兼ベビーカースペースが設置されるほか、車内防犯カメラが両系列のリニューアル車両に併せて設置されます。また8000系8両固定編成の2編成に自動放送が設置されるほか、1000系はリニューアル3編成に車内LCD式旅客案内表示器が2画面設置されます。

【設備面】
設備面では笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間の25ヶ所の踏切除却に向けた連続立体交差事業の推進、新宿(KO-01)~笹塚(KO-04)間のトンネル部の耐震補強工事、味の素スタジアムの最寄駅である飛田給(KO-20)へのホームドア設置、仙川、分倍河原(KO-25)、橋本(KO-45)の各駅への転落防止固定柵の設置、京王稲田堤(KO-36)1番ホームへの転落防止ゴム(ホームと列車の隙間を埋めるゴム)の設置などを進めます。