2019年4月25日、相模鉄道が2019年度鉄道・バス事業設備投資計画を発表しました。投資額は今年度は約213億円(このうちバス事業は約11億円)です。【車両面】と【設備面】を中心に見ていきます。
【車両面】
▲昨年度は相模鉄道・東日本旅客鉄道の相互直通運転向けに12000系が1編成(10両:12101F)製造されたが、今年度は5編成(50両)増備され、12102F・12103F・12104F・12105F・12106Fが登場する。
▲車両リニューアルは9000系2編成(種別行先案内表示器が幕式の9701Fと、最初に2代目塗装となり数字のフォントが異なる9707F)と残り1編成を予定しているが、残り1編成は主力車両の8000系になるのだろうか(場合によっては機器更新を兼ねる可能性も)。
車両面では11月30日の相模鉄道新横浜線開業および東日本旅客鉄道埼京線方面との相互直通運転に向けた車両増備が進められ、12000系が5編成増備されます。また車両のリニューアルは9000系を含む3編成を予定しています。なお9000系については最後まで2代目塗装で残る2編成(9701F・9707F)ですが、残る1編成はおそらく8000系になるものと思われます。制御装置未更新の編成が該当となればリニューアルと制御装置の更新工事も施行されそうでしょうか。
【設備面】
設備面では横浜(SO-01)および開業時よりホームドアが設置される羽沢横浜国大(SO-51)の各駅を除く全駅のホームドア設置に向けてホームの補強工事およびTASC準備工事の実施(2020年度に特急停車駅の大和[SO-14]、二俣川[SO-10]、湘南台[SO-37]にホームドア設置予定)、天王町(SO-04)~星川(SO-05)間の連続立体交差事業における同区間の高架化完了に伴う両駅の駅舎改良および周辺道路の整備、海老名(SO-18)の北口・南口2階への改札口増設やホームドア設置予定に伴う駅舎建て替えの基礎杭工事・鉄骨工事、仮設駅舎の建築の実施、希望ヶ丘(SO-11)への待合室の設置、南万騎が原(SO-31)の駅舎リニューアル、平沼橋(SO-02)および西谷(SO-08)への発車標(行先案内表示装置)の設置が予定されています。
またバス事業では路線バス向けに白色LED式のハイブリッドバス10台を含むノンステップバス21台、高速バス向けに4台を導入します。
※鉄道会社に誤りがありましたので訂正させていただきます。