2024年10月4日、相模鉄道20000系20101F(10両固定編成)が東急電鉄東横線・東京地下鉄副都心線渋谷(TY-01,F-16)でのホームドアの故障によるダイヤ乱れの影響により、所定では5000・5050系4000番台の“Q SEAT”組み込み編成(4112F・4113F・4114F・4115F)で運用される平日64K運用を代走し、横浜高速鉄道みなとみらい線に入線しています。
▲相模鉄道20000系トップナンバーの20101Fがダイヤ乱れで東急電鉄5000・5050系4000番台の“Q SEAT”組み込み編成で運転される平日64K運用を代走した。このうち元町・中華街(MM-06)行きの急行は5号車で“Q SEAT”サービスが適用される列車となっている。
相模鉄道20000系列は通常時ではG運用に充当され(列車番号末尾がGの列車が20000系列で運転となる列車)、新横浜線(日吉(TY-13,MG-13,SH-03)~新横浜(SH-01,SO-52)間)を走行するために東横線日吉~横浜(TY-21)間と横浜高速鉄道みなとみらい線に入線することはまずあり得ません。ただし東横線に乗り入れる各系列の代走時運用を考慮して他社の直通車両の列車番号の末尾のアルファベット(GのほかにK,S,M,Tなど)が用意されています。今回の代走運用に起用された20000系トップナンバーは2017年に登場しており、それ以降に登場した20102F以降とは仕様が異なっており、停車駅を案内するLCD式旅客案内表示器が扉上部、広告用画面がそれとは別に吊り広告に近接した天井部分に設置されているほか、車端部側はすべてが優先席となっているほか、座面がやや高いユニバーサルデザインシートの上部には網棚がありません(座席の下に置いてもらうために網棚がないが、20102F以降はユニバーサルデザインシートの上部にも設置されている)。
本来は平日64K運用は夕方以降のみの5000・5050系4000番台の“Q SEAT”組み込み編成で運用されるため、この運用を20000系が代走するのは異例です。