2024年10月28日、小田急電鉄8000形8065F(4両固定編成)が大野総合車両所で重要部検査を受けて出場し、小田原線相模大野(OH28)~秦野(OH39)間で試運転を実施しました。この編成は8066F(4両固定編成)とともに事業用車のクヤ31形の電源供給車としては欠かせない存在となっています。
▲クヤ31形の電源供給車としても活躍する8000形4両固定編成の8065Fが大野総合車両所を検査出場した。今回の検査施工でD-ATS-Pの二重系化が実施されたほか、なんとクハ8065の密着連結器が小型のものに変更された。まだまだ運用を続けてくれそうだ。
▲相方が検査出場するまでは単独運用を行っていた8000形6両固定編成の8265F。いずれは同じ番号同士のペアで復帰することになるだろう。
今回の検査出場で同編成のD-ATS-P装置の二重系化が行われ、さらにはクハ8065にある密着連結器が小型のものに変更されました。なおクハ8165のスカート部分に穴があることから、この編成は8066F(4両固定編成)とともにクヤ31形の電源供給車(牽引・同伴)としても活躍します。10月上旬から入場していたようで、そのあいだの相方の8265Fは6両固定編成単独のA運用に充当されていました。明日の運用次第ではありますが、早くても明後日以降には同一番号ペアに戻るものと予想されます。
さて、8000形では2代目5000形の鉄道線路設備モニタリング装置搭載編成の新製投入を前に8059F(4両固定編成)が廃車除籍処分となり、上り方2両は解体業者へ送られました。残る2両の解体業者への搬出が完了すれば、今度は6両固定編成がどうなるか気になるところです。現在単独編成となっているのは8257Fと8260Fで、前者は3色LED式の編成で、8057Fとのペアには戻っていません。また8260Fは一時期は4両固定編成と連結して運用されたときもありましたが、現在では単独運用が中心となっています。西武鉄道国分寺線向けに改造中の元8261F(西武鉄道8000系)の1つ前の車番の編成になりますので、来年度に向けての西武鉄道譲渡が行われるのか注目されます。