2024年10月27日

【車体は解体処分へ】小田急電鉄8000形8059F(4両固定編成)のクハ8059・デハ8009が大野総合車両所から陸送される

2024年10月8日の平日E26運用を最後に運用を離脱して12日に廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8059F(4両固定編成・2013年度リニューアル車)のうちクハ8059・デハ8009の2両が26日に車体を分割され大野総合車両所から陸送されました。
▲廃車除籍処分となった8000形8059Fのクハ8059・デハ8009が車体を分割されて大野総合車両所から旅立った(諸事情により携帯で撮影)。貫通扉は部品取りのため撤去されているが写真の時点では前面部の車番と乗務員扉は撤去前であった。また一部の旅客用扉部分が板で塞がれており、旅客用扉も部品取りとなった可能性が高そうだ。
▲8000形8059Fのクハ8059・デハ8009が大野総合車両所を去ったあと、残るデハ8109・クハ8159がアントの牽引により解体線に移動した。床下機器類と部品取り用の撤去後に車体を分割して陸送される見込みだ。
▲現役時代の8000形8059F。向かったのは旧北館林荷扱所ではなかったようだ。

これまで8000形は14編成70両が除籍(1編成6両が西武鉄道8000系として譲渡)されましたが今回の8059Fの動きで同形式の廃車は15編成74両となり、在籍数は合計17編成86両となりました。SiCモジュール素子VVVFインバータ試験車両の2013年度のリニューアル編成が消滅したことで再びIGBT素子VVVFインバータ制御車両のみとなっています。また晩年には廃車除籍処分が近い編成の6両固定編成の相方として活躍し、最後の相方は8262Fとなりました(現在の8262Fの相方は8057Fとなっている)。写真1枚目の時点で貫通扉と9号車1番ドア海側の旅客用扉は部品取りのため板で塞がれていましたが、のちに車番の撤去が行われ、部品取りのためか乗務員扉も撤去され板で塞がれました。なお前回までと異なり群馬県の北館林荷扱所ではなく、千葉県の解体業者に向けて陸送されたようです。

【8000形の在籍状況】※2024年10月25日現在 全体…17編成86両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F8053F8057F8058F8063F8064F8065F8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F8054F8055F8056F8059F8060F8061F8062F
《6両固定編成》 下線部の車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
譲渡済…1編成(  6両) ※西武鉄道8000系として転用改造中
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F

【8000形10両編成組成について(異車種併結は除く)】※2024年10月25日現在
8051F+8252F 8053F+8253F 8057F+8262F 8058F+8258F 8063F+8263F 8066F+8266F
《諸事情により単独または異車種併結》
8064F(3000形1次車・2次車と併結)・8065F(入場中)・8260F(単独運用)・8265F(単独運用)