2024年10月24日より、総合車両製作所横浜事業所で製造された小田急電鉄5000形の最新鋭となる5063Fの甲種輸送が行われています。新鶴見信号場まではDH200形23号機、新鶴見信号場から小田原線新松田(OH41)までは新鶴見機関区所属のEF65形2070号機が牽引しました。▲5000形の増備は川崎車両株式会社兵庫工場製造の5062F以来で約1年10ヶ月ぶりだ。途中の新松田(OH41)までは甲種輸送されるが、新松田から海老名検車区まで自走される可能性がある。なおこの編成の導入前に8000形8059Fが廃車除籍処分となっている。
▲総合車両製作所横浜事業所で製造された5000形5053F・5054F。2代目の5000形電車が総合車両製作所横浜事業所で製造されるのは5063Fで約4年2ヶ月ぶり(5054F以来)のこととなる。
▲廃車除籍処分となった8000形8059F(4両固定編成)。この編成は西武鉄道への譲渡対象外となる。残る8000形6両2編成分と4両1編成分が置き換えられる可能性がある。6両固定編成は特に3色LED式の編成に要注意だ。
同編成は新宿(OH01)寄りからクハ5063+デハ5013+デハ5113+サハ5163+サハ5263+デハ5213+デハ5313+サハ5363+デハ5413+クハ5463となっており、3号車のサハ5363には子育て応援車両ステッカーがありませんが(もころん仕様)、子育て応援車両が設定される見込みです。なお今年度導入の5000形には鉄道線路設備モニタリング装置の搭載を発表しており、今回はこの編成が当該となったようです。3号車のサハ5363と9号車のデハ5013には架線検測装置らしきものが、6号車のサハ5263には鉄道線路設備モニタリング装置が搭載されています。この編成の導入によりクヤ31形(制御車のため電源供給車として8000形8065Fまたは8066Fの同伴が必要)の入場などで使用不可となった場合でも営業列車で定期検測ができるようになっています。新松田から海老名(OH32)まで自走回送され海老名検車区に納車されるものと思われます。内装ではこれまでの編成と変わらない仕様なのか、それとも一部仕様変更があるのかも要注目です。