2024年10月12日

【珍しい特別団体専用列車に】小田急電鉄2000形2059F(ロイヤルブルー帯)使用の全線走破ツアーを発売中

2024年10月9日、小田急電鉄の子会社の小田急トラベルより、11月10日に予定されている通勤形電車の2000形で最後のロイヤルブルー帯を保持する2059F(8両固定編成)を使用する『2000形唯一のロイヤルブルー帯「2059編成」で行く!小田急線全線走破の旅(撮影会付きコース有り)』に伴うツアーが発売中です。

▲2000形で唯一ロイヤルブルー帯を維持する2059F(8両固定編成)がまさかの特別団体専用列車で全線を走破するツアーを実施することに。普段定期運用で入線しない小田原線秦野(OH39)以西と江ノ島線も走行することがポイントだ。

もともとこの形式を用いる特別団体専用列車は非常に珍しく、9編成あるうちの唯一ロイヤルブルー帯を維持している2059Fが全線走破ツアーに使用されるというのも特徴です。コースは2つありますが、集合場所・集合時刻が異なりますのでご注意ください。Aコースの場合を見ていきますが、まずは海老名検車区で単独撮影会を行ってから、タラップを用いて2059Fに乗車し、海老名(OH32)→小田原(OH47)→新百合ヶ丘(OH23)→唐木田(OT07)・喜多見検車区唐木田出張所→新百合ヶ丘→片瀬江ノ島(OE16)→新宿(OH01)という行路になります。なおBコースは小田原からAコースと合流します。トイレ休憩は新松田(OH41)と片瀬江ノ島で新松田は4番ホーム発着列車が少ないため、ここで待避を行うものと思われます。この形式は大野総合車両所を検査出場した際に走行するのみの新松田~小田原間とTASC試験など検査出場よりも走る機会のない江ノ島線を走行することも注目です。

このツアーが終了した後の2000形2059Fの動向が注目されることになりそうです。前回の2022年夏の検査ではロイヤルブルーを保持しましたが、次の検査で入場となる場合、登場時から巻いていた帯が変更される可能性が考えられるからです。2000形の帯変更が実現するとかなり久しぶりのことになりますが、最古参形式の8000形は経年劣化などによる廃車除籍、3000形はリニューアル更新工事などが進むと、ロイヤルブルー帯を持つ編成はさらに減ることが予想されます。2000形2059Fにとっては最後のロイヤルブルー帯姿となってしまうかもしれません。