2024年10月1日、東海旅客鉄道東海道新幹線が開業60周年を迎えたことを記念して、始発駅の東京ではN700S系0番台幹トウJ29編成の充当による1A列車の発車に合わせ、東海旅客鉄道の社長が出席して出発式が行われました。
▲東海道新幹線で使用されるN700S系0番台。今年度も増備が進んでいるが、幹トウJ41編成からは側面部の白色LEDでの『指定席』『自由席』表示を省略した仕様となっている。いずれは個室ブースの設置も予定されているが、一体どうなっていくのだろうか。
私にとっての初めての東海道新幹線乗車は中学生時代の300系からでした。当時は小田原から京都・新大阪まで『こだま』に乗車した記憶があります。300系のときは特徴的な東芝製GTO素子が印象的であり、まだN700系0番台(現在の2000番台)が登場する直前であったように思います(この当時は300系と700系が主力だった)。300系に乗車する機会はあまりなく、それ以降は700系またはN700系に乗ることが増え、現在は東海道新幹線の全列車がN700系またはN700S系で運転されています。また一時期16両編成で存在した西日本旅客鉄道500系についても乗り入れていたことがあり、当時撮影は叶いませんでしたが、東海道新幹線内ではレアな存在であったため、東京付近で見かけることもあったように思います(現在は山陽新幹線内のみの運用だが、いずれは8両編成に短縮されたN700系に置き換えられる見込み)。
ちなみに今年の東海ツアーズからの浜松工場直通新幹線で行く見学ツアー(10月19日・20日)では引退が発表されたドクターイエローの923形幹トウT4編成・幹ハカT5編成が展示される見込みとなっているほか、10月12日には923形幹ハカT5編成を使用した乗車体験が実施される予定となっています。ドクターイエローの後継として新製のN700S系の一部に検測機能を搭載した編成を製造することとなっていますので、その編成が代わりとなりそうです。またリニア中央新幹線が開業するころには、東海道新幹線の輸送にも大きな変化が待っているかもしれませんね。