2024年10月14日、東京地下鉄王子検車区所属の9000系9112F(6両固定編成)が所属先から和光検車区新木場分室に併設の新木場CRに自走回送され入場しました。B修繕工事を受けるものと思われますが、中間付随車2両が新製出場していないため、今後の増結を見越して6両固定編成のままの施工になるものとみられます。
▲新木場CRでB修繕工事を受けるものと思われる6両固定編成の9000系9112F。B修繕工事が実施されれば、中間付随車2両の組み込みを見越して3号車(モハ9312)の電装解除(電動車を付随車に変更)は見送られるものと思われる。つまり9115Fと同じリニューアル内容とみてよさそう。
▲9000系唯一の8両固定編成となっている9000系9109F。同系列の新製の中間付随車2両は千代田線の16000系を基本ベースとしているが、現時点ではこの2両だけとなっているため、計画変更となっている可能性が…。
▲6両固定編成のままB修繕工事を受けた9000系9115F。3号車は電動車のままであり、中間付随車2両の組み込みを見越している。
南北線9000系ではB修繕工事施工の際に3号車を電動車から付随車に変更した最初の8編成(9101F~9108F)と新製当初から増結を見越しつつ中間付随車1両を組み込んでいる5次車の2編成(9122F・9123F)以外の合計13編成に新製の中間付随車2両を組み込む計画ですが、9109Fが完了済みで、それ以外は未施工または6両固定編成のまま(9115F)となっています。中間付随車2両の新製出場が現時点でないため、前回の9115Fと同様に中間付随車組み込みを見越したB修繕工事が行われるものと思われます。B修繕工事が実施されれば、車内案内表示器や制御装置の更新は確実ですね。