2024年10月12日から小田急電鉄3000形3272F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が大野総合車両所に編成を分割され入場しました。リニューアル更新工事施工と思われます。この編成は入場前から帯がインペリアルブルーとなっているため、ロイヤルブルーで入場した3000形3271Fと異なり、帯色の変更はない(張り替えのみになる)ものと思われます。
▲廃車除籍処分となった8000形8059F(写真右側のロゴマークのない車両)を横目にリニューアル更新工事に入った可能性がある3000形3272F(写真左側)。2024年度のリニューアルは5次車の3編成に決まった。残る非リニューアル編成は3270Fを含めて6編成となっている。
▲リニューアル更新工事施工前の3000形3272F。入場前の時点で帯はインペリアルブルーのため、リニューアル更新工事施工の際の帯色の変更は省略される。
▲リニューアル更新工事施工後の3000形3269F。今年度最初の施工とあって旅客用扉は3265F・3267Fと同じものに交換済みだ。
▲リニューアル更新工事自体は完了したが検査を控えている3000形3271F。2024年度ではすべて5次車への施工となった。
▲車内防犯カメラは八幡電気産業株式会社のタイプになる可能性がある。
3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度も3編成18両の施工となり、3272Fで今年度3編成目となりそうです。これにより6両固定編成の5次車でのリニューアル更新工事未施工は3270Fだけということになります(今年度は5次車の3編成に施工されたことに)。今回の3272Fでも3271Fと同様に旅客用扉の交換を省略してリニューアル更新工事を受けることになりそうです。なお帯は入場前からインペリアルブルーのため、帯の変更はなく張り替え程度になる見通しです。クハ3272の電気連結器を撤去するためクハ3472の女性専用車ステッカーは完全に撤去されます。ホームドア対応のQRコードと子育て応援車両ステッカーは残されるものと思われます。なお子育て応援車両のステッカーは側面窓部分・車両間貫通扉部分ともに順次『もころん』のイラストが入ったステッカーに変更されていますが、一部はまだ旧仕様のものが残っているようです。今回入場した3272Fは旧川崎重工業製造5次車の最後の編成となりますので、来年度も昨年度・今年度に続いて3編成ずつの施工となれば、リニューアル対象は5次車の3270Fのほか、6次車・7次車に拡大されていき、2026年度までには3次車以降の6両固定編成すべてがリニューアル車となるものと予想されます。
【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年10月22日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F・3266F・3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F・3264F・3267F
《2024年度》1編成( 6両)
3269F
《現在入場中》2編成(12両) ※3271Fは重要部検査施工中
3271F・3272F
《現在未施工》6編成(36両)
3270F・3273F・3274F・3275F・3276F・3277F