2024年10月2日の6821レ(平日A15運用・小2307←伊2227)より、小田急電鉄3000形3259F(旧川崎重工業2次車・6両固定編成)の車内LED式案内表示器が従来の3色LED式からフルカラーLED式に変更されて運用されています。同月3日には順当に平日A16運用に入り、江ノ島線のシャトル運用に充当されました。
▲一部車両の種別行先案内表示器の修理の合間に3色LED式の明朝体フォントで注目を集めていた3000形3259Fの車内LED式旅客案内表示器が更新された。表示内容自体は変更されていないが、1次車・2次車(6両固定編成)と3次車の8両固定編成で更新が進む可能性が高い。
▲1次車・2次車で種別行先案内表示器が未更新のままとなっているのは3000形3262Fだけである。この編成の場合、車内案内表示器と同時に更新される可能性はあるのか?
3000形6両固定編成では種別行先案内表示器の更新(1次車・2次車は換装のみ、3次車以降は3276F・3277Fを除きリニューアル更新工事の際に換装)が進んでいますが、車内のLED式案内表示器は未着手のままで登場当初からの姿を維持していました。このうち6両固定編成の3次車ではリニューアル更新工事によって車内の案内表示器がLED式からLCD式にすべて換装済みとなっています。今回の3259Fの動きで1次車・2次車(6両固定編成)と3次車の8両固定編成で車内案内表示器のフルカラーLED化が進む可能性があります。現在は3258Fが大野総合車両所に留置中とあって同様の工事が行われる可能性が十分ありそうです。車内案内表示器がLED式からLCD式に、LCD1画面からLCD2画面に換装されるケースはありましたが、LED式の車内案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に換装されるのは初めてのケースといえそうです。ちなみに1000形では車内LED式旅客案内表示器を搭載する編成が存在していたことがありましたね(同形式6両固定編成のワイドドア車、8両固定編成(いずれも消滅済み)、10両固定編成の登場当初から存在する4編成に設置されていたが、前者2つは廃車除籍処分および一部中間付随車の転用、後者はリニューアル更新工事で消滅)。