2024年10月16日、東急電鉄田園都市線で活躍した動態保存車両の8500系8637F(4両固定編成・デハ8637+デハ8797+サハ8980+デハ8537)が長津田(DT-22)~梶が谷(DT-11)間で試運転を実施しました。なおデハ8637の帯は青色のままですが、デハ8537の帯は前面部が赤色に復刻されているものの、側面部の青帯は存置されています。
▲鉄道ファン注目の動態保存車両となり臨時列車として復活する8500系8637F。編成はデハ8637+デハ8797+サハ8980+デハ8537となっている。
▲動態保存車両の8500系8637Fでは青帯と赤帯の両方が存在するため、1編成で異なる色の帯色を楽しめるのは異例である。なお運用路線区となる田園都市線・大井町線では全ての駅にホームドアが設置されているが、こどもの国線には設置されていないことから、転落防止幌の撤去は行われていない。
この系列は2020系に置き換えられ、2023年1月に定期営業運転を終了しましたが、最後まで残っていた8637Fのうち、デハ8637+デハ8797+サハ8980+デハ8537で編成を組成し、スカートを黒系に変更したことで、動態保存車両として使用されることとなり、今回の初の試運転が実現しました。同系列が運用離脱後、初めて走行したとあって鉄道ファンの注目を集めた形です。車両が短くなったので、編成全体の撮影がしやすくなりますね。いつの臨時列車から運用入りすることになるのでしょうか。臨時列車のみの運用ということでもともと貼られていたドアステッカーはありません。