2024年10月26日、京浜急行電鉄600形607編成の側面部の種別行先案内表示器が幕式から新1000形アルミ車体編成などと同じフルカラーLED式に更新されて土曜休日35行路から運用されています。また27日には2100形2157編成の側面部の種別行先案内表示器がこれと同様にフルカラーLED式に更新されて土曜休日1行路から運用されています。
▲8両固定編成8編成(64両)、4両固定編成6編成(24両)が在籍する600形で側面部の種別行先案内表示器が更新された編成が登場。初めて更新されたのは607編成となった。今後ブルースカイトレインの606編成や4両固定編成を含めて残る編成で交換が進むか注目だ。
600形は側面部の種別行先案内表示器が更新されるまでには全編成で種別行先案内表示器が前面部のみフルカラーLED式(英語非対応)、側面部が幕式(英語対応)であり、1500形および2100形でも同様となっています。今回更新された607編成の側面部の種別行先案内表示器は新1000形アルミ車体編成と同様のものとなっており、英語の表示と交互に表示されるものと思われます。この側面部の種別行先案内表示器が残る8両固定編成7本と4両固定編成すべてに波及するのか注目されます。また2100形2157編成でも27日の土曜休日1行路から側面部の種別行先案内表示器が幕式からフルカラーLED式に更新され、運用されています。
▲側面部の種別行先案内表示器が更新された2100形2157編成。同車両は有料座席指定列車の『モーニング・ウィング』『イブニング・ウィング』にも充当される。こちらは10編成の在籍とあって、ブルースカイトレインの2133編成とともに更新が予想される。
600形・2100形ともに前面部はフルカラーLED式(英語非対応)、側面部は幕式(英語対応)となっていますが、今回両形式の側面部が更新されたことで、数を減らしている1500形以外の600形と2100形の全編成(両形式で合計24編成)で順次更新が予想されています。英語対応の幕式から新1000形アルミ車体などと同じフルカラーLED式(日本語・英語と交互表示)となっており、更新が一気に進めば京浜急行電鉄から幕式の車両が大幅に減少する可能性が出てくるかもしれません。2100形は全10編成で国産の制御装置への更新と車体更新が完了済みですが側面部は種別行先案内表示器はそのままとなっていました。600形は現在でも制御装置が未更新(GTO素子)のままですが、側面部の種別行先案内表示器が更新されれば今後も運用が期待されています。