2024年8月11日深夜から12日にかけて、小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形を使用した『真夜中の撮影タイムが2回!EXE30000形で行く夜通し運転全線走破ミステリーツアー!』に伴う特別団体専用列車が運転されました。
▲『夜通し運転全線走破ミステリーツアー!』に使用されたロマンスカー“EXE”30000形30057F+30257F。複々線上に停車した撮影会では本来使用されない『あさぎり』(『ふじさん』の前身)のほか、『さがみ』・『あしがら』と、これらの愛称を統一した『サポート』(1999年~2004年)なども表示された。前面部に愛称表示器を残している貴重な編成だ。
使用編成は11日の土曜休日N43N63運用に充当された(12日の土曜休日N44N64運用に充当予定の)ロマンスカー“EXE”30000形30057F+30257Fで、新百合ヶ丘(OH23)4番ホームと和泉多摩川(OH17)の急行線上に停車した状態での撮影会が実施されました。和泉多摩川での撮影会では前面愛称表示器に『さがみ』『あしがら』のほか、これらを統一した1999年から2004年まで見られた『サポート』や、かつて代走運用したことのある『あさぎり』の表示が見られました。『あさぎり』は現在の『ふじさん』にあたり、『あしがら』は現在の『さがみ』にあたりますが、『あしがら』は1950年から1966年までと1967年から1999年に存在した歴史ある愛称ですね。現在は『さがみ』が引き継いでいますが、当時は愛称列車も多く設定されていたとあって、歴史を感じますね。
また8月4日には小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形を使用して開成(OH42)・足柄(OH46)・小田原(OH47)の留置線に入り、足柄の構内留置線で撮影会を行う『初登場!足柄車庫での留置特急車両撮影会 運転台見学や小田原・開成車庫にも入線プレミアムツアー』が実施されました。
▲『足柄車庫での留置特急車両撮影会 運転台見学や小田原・開成車庫にも入線プレミアムツアー』では足柄11番・12番構内留置線にロマンスカー“EXEα”30000形を分割したうえで並べられた。土曜休日N46N66運用の30056F+30256Fが使用された。同編成は7月中旬に大野総合車両所から検査出場したばかりである。
▲ロマンスカー“EXEα”30000形30056Fだけでなくロマンスカー“MSE”60000形60252Fの特別団体専用列車も運転された。土曜休日N75運用の海老名検車区入庫を特別団体専用列車としたようだ。
こちらは土曜休日N46N66運用充当の30056F+30256Fが使用され、0055レ・0004レの合間を縫って行われた形です。このツアーの使用編成は大野総合車両所を先月出場したばかりでしたので、きれいな状態となっていました。なお海老名(OH32)までの特別団体専用列車には土曜休日N75運用充当のロマンスカー“MSE”60000形60252Fが使用され、本来ならば0057レの折り返しで海老名検車区に一旦入庫する回送を活用しています。2023年12月にロマンスカー“VSE”50000形が完全引退して以降、小田急電鉄ロマンスカーを使用する特別団体専用列車は主に“EXE”・“EXEα”30000形が中心となっていますね。