2024年8月5日

【連結器変わった】小田急電鉄8000形8263F(6両固定編成)が大野総合車両所を検査出場、運用復帰を果たす

2024年7月31日、小田急電鉄大野総合車両所に検査入場していた8000形8263F(2008年度リニューアル車・6両固定編成)が受けて出場し、小田原線で試運転を実施しました。同編成は8063F(2011年度リニューアル車・4両固定編成)との同一番号ペア戻り、8月1日の平日E27運用で運用復帰を果たしました。
▲無事に大野総合車両所で検査を通してきれいな姿となった8000形8263F。同形式6両固定編成では8265Fとともに減圧機能付きのドアエンジンを持つ編成である。今回の検査出場で8260F(6両固定編成)と同様に下り方先頭車のクハ8563の連結器が交換された。
▲8000形8263Fが出場するまでは8063Fの相方を務めた3000形3258F。8000形6両固定編成が入場する場合は大野総合車両所に入庫していた3000形1次車・2次車を用いて組まれることがある。これとは別に8057F8257Fが引き続き別々となっているのが引っかかる。

検査出場の際にクハ8563の連結器が交換され、8064Fの上り方先頭車、8252F8260F8265F8266Fの下り方先頭車と同じ形状となりました。今回の8000形8263Fの検査入場(それにより3000形1次車・2次車が代役を務めた)とリニューアル車となった3000形3269Fの検査施工、3271Fのリニューアル更新工事入場などの関係により、6両固定編成の予備がほとんどありませんでした。今年度最初にリニューアルされた3000形3269Fを試運転実施の翌日に運用復帰させたほどですから、車両のやりくりに苦労したのかもしれません。

ただ8257F8057Fのペアが戻っていないのも気になりますね。5000形2編成の新製投入も控えていますので、8000形については3色LED式の編成をメインに今後の廃車の動きも予想されています。元8261Fが西武鉄道に渡りましたが(現在は改造工事中)、西武鉄道に渡る編成、廃車除籍処分となり解体される編成がどうなっていくのか、今後の動きから目が離せません。