2024年8月2日

【定期運用消失で…】東日本旅客鉄道E501系都カツK751編成が郡山総合車両センターに自走回送される

2024年8月1日、東日本旅客鉄道が勝田車両センター(都カツ)所属のE501系元付属編成(5両固定編成)の都カツK751編成が郡山総合車両センターに入場しました。同編成の両先頭車の連結器カバーが外されていますが、ドアステッカーは撤去されていません
▲E501系元付属編成(5両固定編成)は2024年3月のダイヤ改正をもって早朝の普通列車1往復の定期運用がE531系0番台・3000番台に置き換えられて消失。このうち都カツK754編成は団体専用列車(イベント)として使用する『E501 SAKIGAKE』に改造された。運用消失の余剰となっているため、検査入場の可能性があるのか、それとも廃車除籍処分となるのか。

E501系は2023年3月ダイヤ改正前まで日中時間帯にも運用されていましたが、同年3月からは毎日朝と夜に走るのみとなっており、日中時間帯はE531系0番台・3000番台でのワンマン運転となるため、運用されません。2024年3月のダイヤ改正ではE531系0番台・3000番台のワンマン運転が土浦以北に拡大されたほか、E501系元付属編成で運転されていた1往復のみの普通列車運用はE531系0番台・3000番台に置き換えられ、元付属編成は定期運用が消失、元基本編成のみ運用されています。2023年3月ダイヤ改正での同系列の運用減で元付属編成の都カツK754編成が『E501 SAKIGAKE(さきがけ)』という団体専用列車に転用、それ以外の編成は勝田車両センターに留置されているため動向が注目されていました。ただの検査入場なのか廃車解体処分なのかはわかりませんが、通常は首都圏を走る電車が廃車となる場合はドアステッカーが撤去されるはずですが、今回の入場回送では撤去されていません。また直流区間でも交流区間でも走れる電車ですので、今後の行方が気になります。もし仮に廃車となったら就役から30年を迎えるE501系では初めてとなります。

【E501系定期運用について】※2024年3月ダイヤ改正時点
《元基本編成・下り》     《元基本編成・上り》
623M列車(い0912←土0637)  526M列車(い0602→水0740)
529M列車(い0835←水0703)  528M列車(草0625→水0805)
531M列車(い0950←水0818)  558M列車(い1507→水1641)
557M列車(い1830←水1654)  560M列車(い1608→水1742)
563M列車(い1945←水1815)  566M列車(い1908→水2041)
565M列車(い2209←水2039)  646M列車(い1735→土2004)