2024年8月14日、東武鉄道亀戸線で10000・10030系2両固定編成を使用した夜間試運転が実施されました。今後亀戸線および大師線にリニューアル工事を受けた同系列が投入される可能性がありますので、8000系の動向が注目されます。
▲亀戸線で夜間試運転を実施した10000・10030系(写真手前はリニューアル工事未施工の11256F)。リニューアル工事が進められている同系列は小泉線・桐生線・佐野線のワンマン運転区間に投入されており、亀戸線・大師線にも投入される可能性が出てきた。
▲8000系(写真は8565F・8575F)の置き換えが予想される亀戸線・大師線。両線を合わせて4運用(A運用・B運用・C運用・D運用)あり、うちD運用以外は亀戸線運用、D運用は大師線運用となっている。
亀戸線・大師線の8000系は置き換えが進んでおり、南栗橋車両管区に併設された南栗橋工場でリニューアル工事を受けた10000・10030系2両固定編成の投入で、もともとの小泉線・桐生線・佐野線で運用されていた8000系の一部が転入し、昨年3月に緑色試験塗装の8568Fが廃車となっています。通常塗装だけでなく試験塗装を含めた2両固定編成が置き換えられていく可能性が十分にあります。これとは関係がありませんが、2両固定編成では実質森林公園研修区所属の8000系の入出場の際に牽引担当(あくまで事業用車両)として秩父鉄道入線可能なATSを搭載していた8506Fが廃車となり、これ以降の東上線・越生線運用車両の南栗橋車両管区入場の際には秩父鉄道の電気機関車がその任を引き継いでいます。
10000系列で亀戸線の試験に使用されたのは11201Fと11258Fの2編成で、11201Fは元東上線で(11801Fとのペアで)活躍していた編成です。いずれは10000系列リニューアル車が亀戸線・大師線で運用を開始するタイミングがあるかもしれません。