2024年8月13日より、東日本旅客鉄道豊田車両センター所属のE233系0番台都トタH50編成(クハE233-50以下6両+クハE233-508以下4両)に本来の“10 CARS”ステッカーではなく、青編成(6両固定編成)およびP編成(4両固定編成)に掲出されている“Chuo Ome Line”ステッカーとなっています。
▲E233系0番台10両分割編成(写真)のうち、都トタH50編成に掲出されたステッカーは本来の“10 CARS”ではなく、なぜか“Chuo Ome Line”ステッカーとなっている。同編成の4号車には車椅子対応洋式トイレが設置されているため(モハE233-250→モハE233-850)、本来はグリーン車組み込み予定の編成のはずだが…。
▲E233系0番台で最後に編成単位で製造された都トタT71編成には“10 CARS”ステッカーが掲出されている。ただしこの編成の4号車(モハE233-271)には車椅子対応洋式トイレは設置されていない。同系列の10両編成のなかにもトイレ未設置編成がいる。
E233系0番台では編成中の3号車と4号車(6号車に改番予定)の間に組み込むグリーン車新製が続けられており、都トタH53編成の6両の3号車と4号車の間に落成したグリーン車の2組分(4両)を組み込んで試運転を実施しています(疎開回送時などもその組成で運転されている)。今回の都トタH50編成は4号車にトイレを設置しており、車番は元のモハE233-250からモハE233-850に改番されており、いつグリーン車が組み込まれてもおかしくはありません。しかしながら掲出されたステッカーが青編成(6両固定編成)とP編成(4両固定編成・青編成から改番)と同じものとなっています。トイレ付にもかかわらずグリーン車組み込み対象外の編成となってしまうのでしょうか。
逆に都トタT71編成は落成当初からトイレ設置前の既存のT編成(10両固定編成)に合わせて製造されたため4号車のモハE233-271にトイレは設置されていませんが、先頭車に掲出されたステッカーは“10 CARS”となっています。なぜでしょうか…。