2024年8月20日、東日本旅客鉄道東京総合車両センターにグリーン車の組み込み対応工事として入場していたE233系0番台都トタT40編成が編成替えと4号車のサハE233-540に車椅子対応トイレを設置して出場しました。同編成はT編成で残り少ない車椅子対応トイレ未設置の編成となっていました。
▲E233系0番台都トタT40編成が編成替えを行い、6号車から4号車に移動するサハE233-540に車椅子対応トイレを設置した。なお同系列0番台のT編成とH編成の一部に掲出されている“10 CARS”ステッカーはない。
▲E233系0番台の4号車(T編成は元6号車を移動、H編成は改番)に設置された車椅子対応洋式トイレ。10両固定編成のT編成は付随車1両に設置され編成替えが実施されているが、H編成は中間付随車がなく編成替えができないため、中間電動車1両に設置され改番が実施された。
▲E233系0番台のT編成で唯一車椅子対応トイレ未設置となっている都トタT71編成。ただし同編成は“10 CARS”ステッカーを掲出している。
今回の出場で車椅子対応トイレおよび車椅子やベビーカーが利用できるフリースペースと、トイレ設置に伴う編成替えが実施され、トイレを設置したサハE233-540が4号車に、モハE233-240+モハE232-540が1両分ずれて4号車・5号車から5号車・6号車に移動しました。これでE233系0番台の10両固定編成のT編成でトイレ未設置の編成は都トタT71編成のみとなっています。他路線への転属が噂されている同編成の動きが気になります。そして同系列0番台のグリーン車は新たに8両(サロE233-45+サロE232-45・サロE233-46+サロE232-46・サロE233-47+サロE232-47・サロE233-48+サロE232-48)が総合車両製作所横浜事業所で製造されて出場、ハイフン以下48の車両まで登場しました。4両ずつ試運転を行ったうえで疎開されるものと思われます。また8月17日には中間にサロE233-2+サロE232-2を組み込んだ都トタT24編成を立川(JC-19)2番線に展示したイベントも実施されました。
E233系0番台でトイレ未設置編成は2編成(都トタT71編成・都トタH49編成)となりました。