2024年8月8日

【あの“ブツ8”でもレア】小田急電鉄1000形1067F(4両固定編成)+1069F(4両固定編成)が江ノ島線をTASC試験で走行

2024年8月5日より、小田急電鉄1000形1067F(4両固定編成)+1069F(4両固定編成)のペアが江ノ島線全線をTASC試験で走行しました。通勤形電車の8両固定編成を用いたTASC試験はこれまでに2000形2051Fや3000形3654Fを用いて行われてきましたが、両形式の補填にもなっている1000形の“ブツ8”も使用されました。
▲1000形4両固定編成は3000形6両固定編成の非リニューアル車(主に3次車以降)と連結した場合に限り江ノ島線に入線していたが、今回はなんと珍しく“ブツ8”の状態で入線。小田原線などメインで使用される編成は3編成のみとなっている。

小田急電鉄では8両固定編成を用いて江ノ島線でのTASC試験を実施しており、8両固定編成の江ノ島線での優等種別列車(急行以上)での定期運用が今後設定されるのかどうかが注目されます。なお現在の江ノ島線の優等種別列車は急行・快速急行が運転されており、快速急行の前身にもなっている湘南急行であっても10両編成で運転されていましたので、8両固定編成の優等種別運用が誕生すれば久しぶりのこととなります。もしも仮に来年のダイヤ改正などで8両編成の江ノ島線内運用が誕生した場合、江ノ島線内の各駅停車のみ停車する駅のホームの有効長が6両分しかないことから、急行以上での運用になることが予想されます。