2021年5月7日

【GWの旅立ち】東急電鉄8500系8629Fが運用終了後に廃車除籍処分に

2021年5月6日、東急電鉄長津田検車区所属の8500系8629Fが所属先から長津田車両工場へ自走回送されました。車内広告とドアステッカーが撤去されているために廃車除籍のためと思われ、解体のため搬出されるものと思われます。
▲8500系8629Fが朝の運用後に走り慣れた路線にお別れを告げ帰らぬ旅へ。最後まで残る8500系はどの編成になるのだろうか。現時点でラストナンバーは青色帯の8637Fである。
▲田園都市線の主力車両となった2020系(写真はSDGsトレインの2130F)。在籍数は20編成を超えており、5000系よりも見かける機会が増えた。この系列の2126Fと2127Fのデハ2326・デハ2327は6020系の初代デハ6320(元初代デハ6321・元初代デハ6322)を転用したものである。
▲本来8500系を置き換えるはずだった5000系(写真は5120F)は18編成の導入(5101F~5117F・5120F)にとどまり、主力車両の座は8500系から2020系になっている。

今回廃車となった8629Fは平日30K運用で午前中のみの東武鉄道スカイツリーライン直通の運用に入っていましたので、入庫後にドアステッカー類を撤去したものと思われます。今年度分も2020系の追加投入が予想され、2022年度までに8500系のすべての編成が置き換えられるものと思われます。このなかには大井町線で運用されていた8500系を置き換えるために元2000系を改造した9000・9020系を2020系の投入で捻出・転用されたこともあり、最終的な導入数がどうなるかが注目されます。8500系も早めに記録しておくべきですが、なるべくトラブルにならないよう注意しましょう。