2021年5月30日

【3代目塗装ならず!】相模鉄道10000系10702F(10両固定編成)、2代目塗装のままの姿で営業運転復帰

2021年5月25日に試運転を実施していた相模鉄道10000系10702F(10両固定編成)が2代目塗装のままで29日の土曜休日21運用でなんと営業運転に復帰しました。3代目塗装へと変更された10701Fとは改造内容が小規模に抑えられているようです。
▲6月を前にまさかの衝撃の姿で営業運転に復帰した10000系10702F。しかも所定で同系列8両固定編成の運用を代走する形で運用入りしていたようである。
▲写真1枚目の10000系10702Fと比較すると前面部はほとんど11000系とそっくりだ。ただし種別行先案内表示器の文字サイズは10000系の方が大きくなった。
▲(イメージ)制御装置更新前の姿である10000系10702F。まだ3色LED式で前照灯の位置も変更されていなかったときである。まさかの塗装変更なしで運用復帰するとは…。
▲(イメージ)3代目塗装となっている10000系10701F。運が良ければ2代目塗装のままの10702Fと並ぶこともあるだろう。その際に比較してみるのも面白いかもしれない。

前回の10701Fでは制御装置の更新工事のあと、かしわ台車両センターで前照灯の交換と位置変更、種別行先案内表示器のフルカラーLED式への換装、外観塗装の変更(2代目の塗装から3代目YOKOHAMA NABYBLUEへ)、内装の吊革・座席モケットや車番ステッカーなどの変更が実施されましたが、今回の10702Fでは制御装置の更新工事、前照灯の交換と位置変更、種別行先案内表示器のフルカラーLED式への換装がメインで、運転台のTIMSモニターのサイズが少し大きくなったほか、クハ10502の前面部の車番の位置が修正されました。車内はほとんど手が付けられていないため、車番ステッカーやそうにゃんドアステッカー、そうにゃんの吊革は従来のまま残されているほか、座席モケットも交換されていません。本当に11000系に近い姿で運用復帰した10702Fを実際に見たとき、今まで以上の衝撃と違和感を覚えました。唯一制御装置が更新されていない10両固定編成である10708Fと8両固定編成の全編成が今後どんな姿になるのか注目されることになりそうです。10702Fみたいになるのかな?